大畠まゆみさんの写真展

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 11月の作品展準備&仕事がここのところ忙しかったこともあり、疲れのたまりがピークに達した模様。起きたときから激しい頭痛に見舞われる。熱はないがちょっと風邪も引いたかもしれない。頭痛薬と葛根湯を飲んで、横になって調子が良くなるのを待つ。
 しかし貴重な土曜日、いつまでも寝ているわけにはいかない。作品展の準備をせねば……。少し気分が持ち直したので、新宿へ出かけ、世界堂やヨドバシで額装・展示用品を買い求めたり、再び四谷三丁目のルーニィRooneeへ用事で行ったりした(2005年10月15日の日記参照)。動き回っているほうがやや楽かもしれない。
 Rooneeのギャラリーでは、大畠まゆみさんという人の写真展が開かれていた。ご自身が実家に帰省したときの写真らしいのだが、すべてがピントをずらしてぼんやりとにじむように写っている。北欧絵画のような雰囲気。でもすごく印象に残る。わざとぼかしてディテールを消し去り、被写体の本質だけを残そうとするかの試み。杉本博司氏の建築写真作品を思い出した。私も自分の作品ではぼかしをものすごく多用するのだが、それとは全然違ったアプローチで、はっとさせられる。とてもいい作品ばかりで、すごく気に入った。

(写真は、新宿・伊勢丹デパートの夕景、いや夜景。日が暮れるのが早くなったものです)