五月の風の中で

夕方が近づいて、窓から透明な陽射しが差し込む。

涼やかなそよ風が吹き込んでくる。

 

リヴィングのソファで寛ぎつつ

本のページをめくりながら

その風を頬で感じる。

頬に笑みが浮かぶ。

 

実に心地よい初夏の夕方。

忘れ得ぬ小さな幸せの時間

 

結局のところ

人生のほんとうの幸せは

お金とか名誉とか地位とかそういうものではなく

こういう何気ないとき、ところに

ひっそりと佇んでいる

ような気がする。

 

月並みだけれども。

そんなことを想った、今日の夕刻。

 

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(この写真は2019年5月22日に撮影)

(2019年5月24日投稿)