夕方、駅から家に帰る途中、ふと灯油の匂いが鼻に入ってきた。
ここ数日かなり寒い日が続いているので、どこかの家庭で石油ストーブを使っているのだろうか。その匂いだろうか。
いずれにせよ、灯油の匂いに、えもいわれぬノスタルジックな感情をいだいてしまった私であった。
小さい頃は家でも学校でも、当たり前のように石油ストーブが使われていて、灯油の匂いは冬の日常だったように思う。
それが、いつの頃からか、私の日常から石油ストーブが姿を消していた。今のわが家も、床暖房にこたつにエアコン(あまり使わない)に電気ストーブだ。物持ちの異様に良い私の実家でさえ、今は電気カーペットとエアコンを使っていて、石油ストーブの姿はない。各家庭をいちいち覗いてまわったわけではないので正確なことは言えないが、石油ストーブを使っている家庭は、かつてに比べてとても少なくなっているのではないだろうか。
まあ安全上の理由などもあって、灯油が使われなくなってきたのは当たり前のことだは思う。よくストーブで小さな火傷とかしたしねえ。火災の危険もあるし。
しかし、こうしてふと漂ってくる灯油の匂いをかぐと、幼い頃の記憶とともに懐かしさ、消えゆくものへのノスタルジックな感情が湧き上がってくるのは、なんともいえない気持ちだ。
(写真の夕景は、渋谷にて。2006年12月3日撮影)
リンク元を見ると。
昨日の日記のリンク元を見ると、渋谷のビストロ「ブラッスリー クール」Brasserie Cœurの検索でこの日記にたどり着いた人が、とても多いのに気がついた。
なんだろうか。雑誌かテレビか何かに出たのだろうか。確かにとても美味しかったのでまた行きたいと思っていた店だが、メディアに出ちゃうとしばらくは満席が続くかもしれないなあ。
ちなみに、我々夫婦がこのお店を訪れたときのことは、2006年8月19日の日記に掲載してあります。ご参考になるか分かりませんが、よろしければご参照くださいませ。
- ブラッスリー クール Brasserie Cœur
- 東京都渋谷区円山町10−14 スタジオDEN渋谷101
- Tel:03-3464-6571
- Lunch:11:00〜15:30、Dinner:17:30〜25:00(21:30LOだったかも)
- 定休日:火曜日