2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

国境線を越えて、永遠に

ミュージシャン・川村カオリさん(川村かおりさん)の訃報に接し、強い衝撃と深い悲しみに包まれる。 数年前に一度治療した乳癌の再発、闘病しつつ音楽活動を最後までやめないで、渾身のアルバムを発表しての最期。 享年38歳。悔しすぎる。早すぎる。 深く、…

ノルウェー5日目・世界最長のトンネル

ラールダールLærdalからフロムFlåmへ向かうバスに乗り、全長24.5kmのラールダールトンネルLærdal tunnelを20分以上かけて抜ける。道路用としては世界最長のトンネルだ。 実は6年前にもこのトンネルを通った(ただしその時は逆方向)のだが、その際にトンネ…

ノルウェー5日目・Urnes Stavkyrkje

今日はウルネスの木造教会Urnes Stavkyrkje(Urnes Stavkirke、英語ではUrnes Stave Church)を訪れる。こちらは、昨日行ったボルグンの木造教会よりほんの少し先に作られ、ノルウェー最古の木造教会として世界遺産に登録されているほどなのだが、(特に自家…

ノルウェー5日目・今日も青空

朝目が覚めると、今日も素晴らしい青空(下の写真)。 天気が変わりやすいノルウェーでは、これは実にラッキーだ。 さっそく早朝のラールダールLærdalを散歩。 「ちいさいおうち」の絵本に出てきそうな、可愛らしい家。 散歩の後は、ホテルで朝食をもりもり…

ノルウェー4日目・フィヨルド最奥の村にて

夕食後、ラールダールLærdalの村内を散策。 ラールダールは19世紀から続く木造家屋の家並みも有名。童話のような、色とりどりの可愛らしい家々が並ぶ。 もう9時を大きく過ぎているのにまだまだ明るい。緯度の高さを感じる。 散歩中のネコちゃんにご挨拶。 …

ノルウェー4日目・鮭づくし

昨日のStalheimで少々懲りたので、本日の夕食はホテルではなく、村内にあるノルウェー・ワイルドサーモンセンターNorsk Villalssenter(The Norwegian Wild Salmon Centre)の中のレストラン"Laksen Pub & Restaurant"にていただく。ロケーションの通り、様…

ノルウェー4日目・Borgundの木造教会

ホテルでひと休みしてから、タクシーを呼んでもらって、ボルグンBorgundの中世の木造教会stavkirke(stavkyrkjeとも。英語ではstave church)を観に行く。この木造教会も我々夫婦は6年前に一度観に来て、ものすごく感銘を受けたのだが、あのときは曇り空だ…

ノルウェー4日目・フィヨルド最奥のホテル

ラールダールでは「リンストローム・ホテル」Lindstrøm Hotel(Lindstroem Hotel)に一泊。この村も6年前に来たのだが、そのときはたまたまこのホテルが満室で泊まれず、村内の別のホテルに泊まったのだが、今回はこちらで。 家族経営の物静かなオーナーさ…

ノルウェー4日目・フィヨルドの旅

朝起きると、雲の動きが激しく、ぐるぐるとうねっているうちに青空が見え始めてきた(右の写真)。その後すっかり晴れ渡り、素晴らしい一日に。 朝食後のんびりとしてから、バスに乗ってStalheimを後にし、ソグネフィヨルドSognefjordの玄関口グドヴァンゲン…

ノルウェー3日目・Stalheim

午後4時頃、鉄道でベルゲンを後にし、約1時間で山間の町ヴォスVossへ。そこからさらにタクシーに乗り、フィヨルドが作り出した峡谷の断崖絶壁に面した「スタルハイムホテル」Stalheim Hotelに到着。本日はここで一泊。 妻と私がこのホテルに来るのは、6年…

ノルウェー3日目・ベルゲン散策

ホーコン王の館Håkonshallenにて。 敷地内には、整えられた並木が行儀よく並ぶ。 湾を横切って街の反対側に渡るには、こんな渡し船に乗る。所要時間約10分。 こぢんまりとしてミズスマシのような、愛嬌のある小舟だ。

ノルウェー3日目・貴重な青空

ベルゲンBergenでの2日目。 朝起きると、素晴らしい青空が広がっている(右の写真)。 何しろ「一年のうち3分の2は雨(か雪)」のベルゲンである。この貴重な晴れ間を逃す手はないと、朝食前に妻と港沿い〜ブリッゲン界隈を散歩。 青空の下で見るブリッゲ…

ノルウェー2日目・Bacalaoに舌鼓

夕食は、ブリッゲンの中にあるノルウェー料理のレストラン"Bryggeloftet Stuene"にて。 地ビールであるハンザビール(コクがあってすごく美味しい!)を飲みつつ、中世以来ノルウェーの名産であるバカラオBacalao(干し鱈)を使った料理をいただく(下の写真…

ノルウェー2日目・ベルゲンへ

(もう旅行から3か月以上たってしまったし、この期に及んで克明に旅行記を記す時間もないので(自分のトラベラーズノートにはかなり克明に記録を残してはあるのだが)、とりあえずいくつか写真をアップしておこうと思う。気が向いたら、今後何か書き加える…

ノルウェー1日目……のハズが……。

ドイツで一泊になってしまいました。 理由は……まさかのオーバーブッキング! 初めての経験。 この21世紀に、しかもヨーロッパに冠たるメジャー航空会社でオーバーブッキングが起こるなんて、さすがに想像していませんでしたよ。それとも、今まで我々の運が良…

ノルウェー1日目・のっけから波乱!?

というわけでノルウェーの旅に出発。といっても、初日の今日は丸一日移動のために費やされ、成田からフランクフルト経由でノルウェー第2の都市ベルゲンBergenに着くのは、ほぼ真夜中の予定である。 朝7時過ぎに起きてから妻と自宅を出発し、JR渋谷駅で同行…

本当に最後のユニコーン

ピーター・S・ビーグル氏Peter S. Beagleの不朽の名作「最後のユニコーン」"The Last Unicorn"が、再発売された。 気鋭の翻訳家・金原瑞人さんによる完全新訳で、しかも続編というか後日譚の短編「ふたつの心臓」を加えた決定版ということで、「完全版 最後…

白夜とフィヨルドの地へ

というわけで、明日からノルウェー(ノルウェイ)Norway(Norge)の旅に出る。 デンマークでもスウェーデンでもフィンランドでもなく、ノルウェーだけ。 この日記でもノルウェー大好きっ子をたびたび標榜してきただけに、当然のようにノルウェーだけである。…

別の人生

恩田陸さんの旅行記「メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅」を、本日読了。自分の旅の直前に旅行記や旅ものの本を読むと、旅への想いや気分が盛り上がってきて、いい感じだ。 恩田さんの小説は大好きで何冊も読んできたが、非小説系の本を読むのは…

呟き

残された時間は無限ではない。 そんなことはよく分かっている。 分かっているんだけどね……。

40,000曲

本日、私のLast.fmでの音楽再生曲数が40,000曲を突破した。 30,000曲を超えたのが今年の初めだった(1月11日の日記参照)ので、この10,000曲はそれまでよりもかなり短期間で聴かれたことになるな。確かに、ずいぶんと聴きまくっているような気がする。今週…

The Lake District

書店にて「フィガロジャポン」FIGARO Japon最新号(2009年7月20日号)を購入。 特集は「イギリス湖水地方の旅。」。おなじみ旅の特集号、昨年秋の、英国の旅から帰国直後に発売というまことに間の悪いロンドン特集号(2008年10月5日号)に続いての、英国特…

バルセロナに恋して

昨日に続き、今日も日中こそ曇ってはいたが夕方からまたしても晴れてきて爽やかになり、結果として悪くない気候の一日だったな。 妻と渋谷に行き、Bunkamuraル・シネマにて映画「それでも恋するバルセロナ」"Vicky Cristina Barcelona"を観る。私も以前から…

今宵も美味しく

昼過ぎまではどよんと曇っていたが、午後遅くにはけっこう爽やかに晴れてきて、なかなかいい一日になった。 本日の夕食は、久しぶりに自宅でワインを開ける。ワインを飲みつつ妻の作った前菜を楽しみ、パスタで締めるライトイタリアンディナーだ。 パン2種…

今日もスープ

書店で、大久保ゆう子さんの「本日のスープ 2」が並んでいるのを見つけ、即購入。 最初の本が出てから半年少々しかたっていないのに(2008年12月25日の日記参照)、もう2冊目が出るとは、一冊目がよく売れたのでしょう。そうでなければ、このご時勢、なかな…

人々へのまなざし

堀江敏幸さんの「未見坂」を、本日読了。 名作「雪沼とその周辺」(私のレビューあり)に続く連作短編集で、中には地名などの手がかりが一切ない作もあるが、恐らく前作同様に地方都市「雪沼」とその周辺を舞台にしているのだろう。ひとつひとつの短編は独立…

緑のデザイン

本日発売の雑誌「Pen」7月15日号を書店にて購入。 特集は「緑のデザイン」。植物を使ったアート・都市デザイン・建築などと、世界40都市のグリーン度ランキングなどを紹介するという、とても面白い一冊だ。 表紙からして鮮やかな緑色の植物アートが実に美し…