ノルウェー5日目・Urnes Stavkyrkje

 今日はウルネスの木造教会Urnes Stavkyrkje(Urnes Stavkirke、英語ではUrnes Stave Church)を訪れる。こちらは、昨日行ったボルグンの木造教会よりほんの少し先に作られ、ノルウェー最古の木造教会として世界遺産に登録されているほどなのだが、(特に自家用車がない人には)非常に行きにくい! バスの本数が非常に少ないので、ほとんど一日がかりだ。両親のみならず、我々夫婦もこちらは初めて。一説には「世界一来る人が少ない世界遺産」だとか(笑)。
 朝イチのバスをミスったため、行きはタクシーで。途中、渡し船(というよりフェリー)でフィヨルドを越え、さらに目的地の対岸Solvornに着いてタクシーを降りてから、対岸へ渡る船に乗り、ようやくウルネスへ。
 しかし、ここに来た甲斐はあったぞ。

 フィヨルドを見下ろす丘の上に建つ木造教会の素晴らしいこと! まさに一幅の絵画のようだ。

 これが有名な扉口の彫刻。スカンディナヴィアで培われてきたヴァイキング文様がここでは実にエレガントに、複雑に絡み合う。

 ボルグンの木造教会と違い、外観の装飾はなく、至ってシンプル。その分、内部の柱の柱頭には、ロマネスクとヴァイキングの伝統が融合したような奇妙で独特な木彫りの彫刻を見ることができる。

 教会のある丘から眺めるフィヨルドの眺望が、また素晴らしい。
 帰りはバスをうまく乗り継いで、ラールダールに戻ることができた。

 次の滞在地フロムFlåmへ行くバスを待つ間、Lindstrøm Hotelのロビーで寛ぐ。