ノルウェー5日目・今日も青空

studio_unicorn20090715

 朝目が覚めると、今日も素晴らしい青空(下の写真)。

 天気が変わりやすいノルウェーでは、これは実にラッキーだ。
 さっそく早朝のラールダールLærdalを散歩。

 「ちいさいおうち」の絵本に出てきそうな、可愛らしい家。
 散歩の後は、ホテルで朝食をもりもりいただく(右上の写真)。

ノルウェー5日目・Urnes Stavkyrkje

 今日はウルネスの木造教会Urnes Stavkyrkje(Urnes Stavkirke、英語ではUrnes Stave Church)を訪れる。こちらは、昨日行ったボルグンの木造教会よりほんの少し先に作られ、ノルウェー最古の木造教会として世界遺産に登録されているほどなのだが、(特に自家用車がない人には)非常に行きにくい! バスの本数が非常に少ないので、ほとんど一日がかりだ。両親のみならず、我々夫婦もこちらは初めて。一説には「世界一来る人が少ない世界遺産」だとか(笑)。
 朝イチのバスをミスったため、行きはタクシーで。途中、渡し船(というよりフェリー)でフィヨルドを越え、さらに目的地の対岸Solvornに着いてタクシーを降りてから、対岸へ渡る船に乗り、ようやくウルネスへ。
 しかし、ここに来た甲斐はあったぞ。

 フィヨルドを見下ろす丘の上に建つ木造教会の素晴らしいこと! まさに一幅の絵画のようだ。

 これが有名な扉口の彫刻。スカンディナヴィアで培われてきたヴァイキング文様がここでは実にエレガントに、複雑に絡み合う。

 ボルグンの木造教会と違い、外観の装飾はなく、至ってシンプル。その分、内部の柱の柱頭には、ロマネスクとヴァイキングの伝統が融合したような奇妙で独特な木彫りの彫刻を見ることができる。

 教会のある丘から眺めるフィヨルドの眺望が、また素晴らしい。
 帰りはバスをうまく乗り継いで、ラールダールに戻ることができた。

 次の滞在地フロムFlåmへ行くバスを待つ間、Lindstrøm Hotelのロビーで寛ぐ。

ノルウェー5日目・世界最長のトンネル

 ラールダールLærdalからフロムFlåmへ向かうバスに乗り、全長24.5kmのラールダールトンネルLærdal tunnelを20分以上かけて抜ける。道路用としては世界最長のトンネルだ。
 実は6年前にもこのトンネルを通った(ただしその時は逆方向)のだが、その際にトンネル内で撮影した写真がなかなか抽象画チックで面白く、私の最初の作品展でスライドショーにして見せたことがあった。
 ということで、もちろん今回も、しかも6年前よりも大量に撮影。

 こんな感じの写真を撮りまくる。ホント面白い。

 途中6kmおきに3か所、このように明るくなっている待避所がある。このような場所を作ることによってドライバーの気分を入れ替えさせ、長距離トンネル運転の心理的負担を軽減させる役目を果たしているとのこと。よく考えられた設計である。