焼きパッケリ

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 本日の夕食は、久々に焼きパッケリをメインにしたライトイタリアンディナー。ワインを飲みながらゆっくりといただいて深夜に及び、これまた久しぶりのミッドナイトめしだった。

  • パン2種(レトロバゲット、パン・オ・ヴァン)、塩ケーキ
  • チーズ2種(サンタンドレ、ブルサンペッパー)、ドライトマトのオイル漬け
  • きのこ(椎茸としめじ)のガーリックソテー
  • サーモンのカルパッチョ サラダ仕立て
  • 焼きパッケリ・リガーテ(写真)
    • ラザニアを作る要領でミートソースを作り、ゆでた大きなショートパスタのパッケリ・リガーテPaccheri Rigatiを並べた上に、そのミートソースとチーズをかけてオーブン焼きにする。久しぶりにいただくなあ(2007年9月14日の日記参照。そのあとも昨年は一回くらい妻が作ってくれたような気がする)。とにかくミートソースの味付け具合が絶妙ですんごく美味しい! チーズの香ばしい焼き具合もパッケリのぷりっとしたゆで加減も素晴らしく、言うことなしの一品。
    • 今日はパッケリを16個使用したのでたいへんに量が多く、ひとり4個ずつ食べたところですっかりお腹いっぱいになった。ということで残りは明日の夕食でいただくことに。明日もこの美味しい料理がいただけるなんて幸せだ。バッサーノ土産のパッケリ・リガーテはあと少し残っているので、もう一回くらいはこの美味しい焼きパッケリがいただけるかな。
  • ティラミス、コーヒー
    • こちらも妻が久々に手作りしてくれた。崩れずにふんわりと形よく仕上がっており、今までの中で一番いい出来のティラミスだ。大きい器を使ったのと、卵とマスカルポーネチーズをハンドミキサーでしっかりと十分にミックスしたのが勝因だろう。ココアパウダーをかけると、まるでレストランで出てくるティラミスのような仕上がりだ。甘さ加減もとてもよく、ふわふわして本当に美味しい。これもたくさん出来たので、明日以降のデザートにも楽しめそうだ。
  • Château Montrabech Pitt 2005, Corbières
    • 本日飲んだ赤ワイン。南フランス、ラングドック地方のワイナリーで作られたワインだ。"目覚め"るのが遅いワインらしく、抜栓して1時間以上経っても、香りや味が「眠って」いるような感じだった。が、食事しながら飲むうちに"目覚め"てきて、しっかりとした味と香りを楽しむことできるようになった。そうなればなかなかのワインだ。
    • Chateau Montrabech-Pitt, vin de Corbieres(ワイナリーのオフィシャルサイト。フランス語、英語のみ)

眼鏡っ子スカヨハ

映画「タロットカード殺人事件」オリジナル・サウンドトラックタロットカード殺人事件 [DVD]
 昼間は、午後に妻と下高井戸シネマに行き、映画「タロットカード殺人事件」を観る。
 原題は"Scoop"。それが「タロットカード殺人事件」になってしまうとは、実にセンスのかけらもない邦題だな……(笑)。2007年4月12日の日記で取り上げてからほぼ11か月たって、ロードショー公開もすっ飛ばしてようやく下高井戸シネマで観ることができた。というか、正直言って「この映画は無理して恵比寿とかでロードショー観なくても、ちょっと待てば下高井戸シネマで観られるんじゃないの?」と「敢えて」静観してしまう映画が、自分の中で増えてきてしまったのは否めない(苦笑)。いやもちろん、ちゃんとロードショーで観た映画が、あとで下高井戸シネマにかかった例ももちろん多いのだが(「鉄コン筋クリート」とか「プロヴァンスの贈りもの」とか。近い将来では「転々」がレイトショーでかかる予定)。
 「マッチポイント」"Match Point"(2007年1月14日の日記参照)に続き、ウディ・アレンWoody Allenがロンドンを舞台に作った映画の第2弾、ということになる。ウディ・アレンがすっかり惚れ込んだスカーレット・ヨハンソンScarlett Johanssonが出演というのも前作と同じ、今回は主演だ。登場シーンのほとんどで眼鏡をかけて、今までにない(?)「眼鏡っ子スカヨハ」の魅力全開だ(笑)。役柄はかなりおっちょこちょい、かつ勢いで突っ走る主人公だったけれど、やっぱりこの人は演技うまいよ。共演はヒュー・ジャックマンHugh Jackman、そしてウディ・アレン本人。この3人の演技達者ぶりが、前作とうって変わってコミカルな物語を盛り上げてゆく。実にコミカルで軽妙な映画で、楽しく観ることができた。特にスカヨハとウディ・アレンの、マシンガントーク同士のやり取りは、ほとんど掛け合い漫才みたいで可笑しかった〜。
 それにしても、この映画でも、ロンドンそして英国に田舎の風景がふんだんに出てきて(舞台なのだから当たり前だが)、英国好きな我々夫婦の目を楽しませてくれ、満足させてくれる。う〜ん英国行きたいぞ。