眼鏡っ子スカヨハ

映画「タロットカード殺人事件」オリジナル・サウンドトラックタロットカード殺人事件 [DVD]
 昼間は、午後に妻と下高井戸シネマに行き、映画「タロットカード殺人事件」を観る。
 原題は"Scoop"。それが「タロットカード殺人事件」になってしまうとは、実にセンスのかけらもない邦題だな……(笑)。2007年4月12日の日記で取り上げてからほぼ11か月たって、ロードショー公開もすっ飛ばしてようやく下高井戸シネマで観ることができた。というか、正直言って「この映画は無理して恵比寿とかでロードショー観なくても、ちょっと待てば下高井戸シネマで観られるんじゃないの?」と「敢えて」静観してしまう映画が、自分の中で増えてきてしまったのは否めない(苦笑)。いやもちろん、ちゃんとロードショーで観た映画が、あとで下高井戸シネマにかかった例ももちろん多いのだが(「鉄コン筋クリート」とか「プロヴァンスの贈りもの」とか。近い将来では「転々」がレイトショーでかかる予定)。
 「マッチポイント」"Match Point"(2007年1月14日の日記参照)に続き、ウディ・アレンWoody Allenがロンドンを舞台に作った映画の第2弾、ということになる。ウディ・アレンがすっかり惚れ込んだスカーレット・ヨハンソンScarlett Johanssonが出演というのも前作と同じ、今回は主演だ。登場シーンのほとんどで眼鏡をかけて、今までにない(?)「眼鏡っ子スカヨハ」の魅力全開だ(笑)。役柄はかなりおっちょこちょい、かつ勢いで突っ走る主人公だったけれど、やっぱりこの人は演技うまいよ。共演はヒュー・ジャックマンHugh Jackman、そしてウディ・アレン本人。この3人の演技達者ぶりが、前作とうって変わってコミカルな物語を盛り上げてゆく。実にコミカルで軽妙な映画で、楽しく観ることができた。特にスカヨハとウディ・アレンの、マシンガントーク同士のやり取りは、ほとんど掛け合い漫才みたいで可笑しかった〜。
 それにしても、この映画でも、ロンドンそして英国に田舎の風景がふんだんに出てきて(舞台なのだから当たり前だが)、英国好きな我々夫婦の目を楽しませてくれ、満足させてくれる。う〜ん英国行きたいぞ。