自己責任だけではない

 あまりに悲惨な事故。

 22日午前4時15分ごろ、宮城県多賀城市八幡1の国道45号交差点で、塩釜市内の男性会社員(34)の運転する乗用車が一時停止していたところ、右側後方から信号無視して走って来た多賀城市山王、会社員、佐藤光容疑者(26)のレジャー用多目的車(RV)が衝突した。2台は横断歩道を渡っていた仙台育英高校仙台市宮城野区など、加藤雄彦校長、生徒数2997人)の1年生の列に突っ込み、生徒3人が頭などを強く打ち間もなく死亡。4人が重傷、RVの同乗者と乗用車の男性を含む18人が軽傷を負った。県警塩釜署は佐藤容疑者を業務上過失致死容疑で現行犯逮捕。佐藤容疑者は酒気帯び運転と居眠りを認めており、危険運転致死などの容疑も視野に調べている。
毎日新聞) - 5月23日10時32分更新

 開いた口が塞がらない。まさか、ちょっとぐらいいいやと思ったのだろうか。あまりにハンドルを握る者の責任と自覚がなさ過ぎる。他の人を犠牲にするのだから、「自己責任」ではすまされない。こんなひどいことをして、なお殺人罪に問えないというのは、日本は自動車に甘すぎる。自動車事故で人が死んだは、原因はどうあれ、すべて殺人罪で裁くべきだ。てめえが車を運転して人を死なせた事実は変わらないんだから。というよりそう言う責任と自覚が持てない人は、絶対自動車を運転してはいけない。これは「仕方ない」では絶対にすませていけない(特に都会では。田舎では“必要悪”だとは思いますが)。だから私も運転しない。
 これからも痛ましい犠牲の山を築きながら、自動車会社は利益を膨らましてゆき、自動車社会は弱者を蹴散らしてゆくのだろうか。