注目の新譜

Hundred Million Light Years
 気になる新譜CDを、二つほど忘れないように書き留めておく。
 まず、ワタナベヒロシHiroshi Watanabeの"Kaito"名義の新譜"Hundred Million Light Years"が登場。先日、初のリミックスアルバム"Sounds Of Instruments:01"を出したばかりだというのに、もう新譜、しかも自身のオリジナル。すごいクリエイティビティのパワーだ。
 先日、HMVで試聴してみたのだが、イイ! すごくイイ! この人ならではのアンビエントな音色のメロディが素晴らしい。これは絶対に買い。

シメオン・テン・ホルト(1923~):ピアノ作品集(11枚組)
 もうひとつは、シメオン・テン・ホルトSimeon ten Holtという、オランダの現代音楽家のピアノ作品集が5月末に出るらしい。この人、私は全然知らなかったのだが、スティーブ・ライヒフィリップ・グラスの少し上の世代の人らしく、そのミニマルな作風で本国ではかなり人気のある人らしい。作曲者ご本人のオフィシャルサイトでいくつか試聴してみると、これがなかなか、いや非常に私好みの、実にミニマルなピアノ曲が多い。しかもこの作品集、なんとCD11枚組なのに5,000円代(HMV価格)という、お買い得品だったりする。これも欲しいぞ。