ヴェネツィア1日目・水の都へ

studio_unicorn20070707

 今年の夏休みの旅は、のんびりヴェネツィアで、のつもり。で、水の都にやってきた。
 かつてインディ・ジョーンズは言った。"Oh, Venice"と。
 ヴェネツィアヴェネチアベネツィアベネチアヴェニス、ベニスと、日本語の表記がさまざまな街だ。まあイタリア語ではVeneziaでも、英語・フランス語ではVeniceだし、ドイツ語だとVenedigになるから、これだけいろいろ表記されるのも無理はない。まあ、それほどに世界中の人々を惹きつけてきた、特別な街だということでしょう。ああ、「アドリア海の女王」よ。
 たしかに、これほどまでに、街の土台そのものからすべて人工の街、というのも他に例を見ないし、自動車がまったくない、人と船だけの街というのも、やっぱり他に例を見ないような気がする。過去の栄光、頽廃と爛熟の文化、街の静けさと人々の喧噪……。この街の魅力を語り尽くすことはできない。
 成田空港からパリ便の飛行機でシャルル・ド・ゴール空港へ。そこからヴェネツィア行きの便に乗り換えて、ヴェネツィアマルコ・ポーロ空港へ。フライト時間合計14時間。前にも書いたような気がするが、長時間飛行機に乗っているのが年々辛くなってきている。正確に言うと、長時間狭い座席に縛り付けられているのがツラいのだが。歳かねえ。それでもまだ足を伸ばせる席だったので足を伸ばしたり、座席の前の床に座り込んだりしてなんとかやり過ごしたが、気圧の関係か頭痛がするし肩こりはひどいしで、私も妻もすっかり疲れ果ててしまった。
 マルコ・ポーロ空港に着いたのは、現地時間午後8時。さすがに日が長く、まだ充分明るい。空港は陸地にあるので、空港からバスで海に架かる橋を渡ってヴェネツィア市街に入る(そんなに遠くない)。そこからさらに水上バスに乗ってホテルに近い停留場へ。ホテルに入ったのは夜の10時過ぎだった。さすがに疲れ果て、お腹もすいてなかったので、荷解きもそこそこに寝てしまった。まずは疲れを取らないと。ヴェネツィアを堪能するのは明日から、だな。
(写真は、パリ〜ヴェネツィア間の飛行機の窓からの絶景)