あたりはすっかり夜。ホテルに戻って一休みし、着替えてから再び出かけ、（今度は電車で）河原町三条へ。連休前の夜なので、大勢の人でごった返している。さすがは京都の繁華街だ。
ここの有名イタリアン「トラットリア・ダ・ニーノ」"Trattoria da Nino"が二軒隣にオープンしたという、ヴェネツィアンスタイルのバーカリ「イル・ランポ」"Il Lampo"に行ってみたかったので、夕食の前に一杯ひっかけようと寄ってみる。
昨年夏にヴェネツィアを旅したときに、あちらの本場バーカリへ行ったことがあったので、なんだか懐かしい雰囲気（2007年７月10日の日記参照）。店内はヴェネツィアのバーカリ（バーカロ）よりも小ぎれいだし、カウンター上のウィンドウの中に並んだチケッティ（おつまみ）の数も少なめ（しかもヴェネツィアのよりもちょっと高い）が、なかなかよくあのバーカリの雰囲気を再現してあって好感度高し。奥にはテーブル席もあるが、やっぱりバーカリは立ち飲み。カウンターの一角に陣取る（右の写真）。
ワインやビールも多種類あるが、バーカリときたらやっぱりスプリッツSpritz（白ワインと薬草酒を炭酸で割ったもの、スプリッツァSpritzerとも）。ここのスプリッツには入れる薬草酒の違いによって３種類あった。
- カンパリ
- チナール
- アベロール
カンパリはヴェネツィアでよく見かけたしあんまり好きじゃないので、チナールとアベロールを一杯ずつ注文。チナールは苦味が強いのに対して、アベロールのほうはやや穏やかな味わい。妻がチナールのほうをいたく気に入ったので、２杯目は２人ともチナールにしてみた。さっぱりとして苦味が利いていて、とても美味しい。チケッティも、柔らか〜いピーマンでペーストを巻いたものやポテトグラタンなど、どれも美味しいものばかり。すっぱりヴェネツィアにいるような気分で（周りは皆日本人だったが）、とても楽しいひとときだった。また京都に来るときは、この店はマストだな。
