ろうそくの明かり

studio_unicorn20050618

 昨日の新聞で妻が記事を見て教えてくれたのだが、6月22日の夏至の夜に明かりを消してろうそくの火で過ごすという「1000000人のキャンドルナイト」という企画がある。
 数年前から行なわれていて、今までもどこかで聞いたような気がするが、寡聞にしてちゃんと実体を知ったのは今回が初めてだった。
 「100万人のキャンドルナイト」のホームページから、呼びかけ文をここに転載します。

私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
2005年の夏至の日、6月21日夜、8時から10時の2時間、
みんなでいっせいに電気をけしましょう。

ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、電気を消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。

2005年、6月21日、夏至の日。よる8時から10時。
でんきを消して、スローな夜を。
100万人のキャンドルナイト

 どんどん転載して良いようなので、よろしかったら上の呼びかけ文をコピー&ペーストしてご利用ください。
 特定の主張を声高に叫ばずに、キャンドルにさまざまな想いを込めてさまざまなスタイルで過ごす、というのがよい。高速化し電気化されることで、人間の生活や世界は広がったかのような錯覚を覚えがちだが、「プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。」ということの意味はとても大きいと思う。それほどに、我々が失ったものは多いのだ。
 ひとつよくわからないのは、電気を消してキャンドルに火をつけるのは、6月21日だけなのか、それとも他のところで見かけるように、6月18〜21日の夜8時〜10時のどれかにおこなってください、ということなのかがちょっと不明であること。まあ多分気持ちの問題なので、どっちでもいいのだろうけれど。「参加しました!」と声高に叫ぶのが企画の趣旨じゃないし。でも21日は仕事の関係で参加するのがムリそうだから、今晩とか明日の夜にでも実行しようかな。
 普段からテレビはほとんど観ない、エアコンは真夏(前からずーっと28℃でした)と真冬にしか使わない(それ以外はコンセントを抜いている)、使わないトイレのウォシュレットの電源はいつも切る、なんて生活をしているので、あとは電気を消すくらいかな。好きなろうそくをつけて、香木を焚いて、ここぞとばかりに静謐系・アンビエント系の音楽をかけて(これだっていつもかけているけれど。笑)、だらだらとお話しでもしながら過ごそうと思う。

 これを書いたあとで、妻が言っていたのが、環境省の呼びかけ「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」のほうであるということがわかった。でも期間も時間も一緒だし、まあどっちでもすることは同じですね。