STAR WARS Episode III

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スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]スター・ウォーズ エピソード3:シスの復讐
 今日は、待ちに待った「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を観る日。我が家のSW新3部作恒例行事として、妻と私の両親と4人で、有楽町マリオン日劇1へ観に行く。DLP上映の劇場で観られなかったのは少々残念だが、まあ今回が最初だし、別に良しとしよう。
 軽食などをプランタンで買い込んで行ったため、開演10分前に劇場に着く。もちろん座席は事前に確保してあるので安心。エピソード1、2もここで観たのだが、あの頃から考えると、並ばずには入れるようになったのがすごく嬉しい。これもある意味、シネコンのおかげと言うべきか。
 さて観終わったあとの感想としては、うーんフクザツ……な心境。いや、間違いなく新3部作の中で最高の出来だと思う。素晴らしい悲劇に仕上がっている。随所のアクションシーンなども、冒頭の宇宙戦闘なども、文句なしにいい。
 しかし、やっぱりアナキンがダークサイドに堕ちる話なので、なんか悲しい。登場人物みんな(始終ゴキゲンなパルパティーンを除いて)痛々しい。かわいそう。私がストーリーの中にso much involvedしてしまったせいかもしれないが、悲劇に足を踏み入れてしまう人々が、とてもやるせなくて悲しいのだ。ゆうに2日間ぐらいの間は、この映画にある意味「飲み込まれていた」状態だったように思う。単純な娯楽としてどこかしら客観的になれなかった。やっぱりso much involvedしちゃったのかな。
 物語は繰り返すことが出来るが、現実は繰り返せない。私が「物語」としてこの映画をもう一度見ることができるかどうか、自信がない。これだけ素晴らしい映画であるのは間違いないだけに、余計にフクザツな気持ちだ。詳しい感想は、私のホームページSTUDIO UNICORNレビューをご覧ください。
 その夜、実家で夕食後、NHKの「義経」を観たが、義経を取り込もうと不気味な接触を図る後白河法皇の姿が、アナキンを誘い込もうとするパルパティーンのすがたにダブってしまった。義経も、(ダークサイドではないが)やがて転落してゆく悲劇の主人公。似ていますねえ。

(写真は、前日の夕食の「オリーブと豆のサラダ アンチョビ風味」)