LEPROTTO

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 気温も湿度も十分、じめじめべたべたと夜まで暑い「ザ・日本の夏」が到来だ。あまりのまとわりつくような暑さに気が変になりそう。
 夕方家に帰って、シャワーを浴びて不快な汗を流し、妻と経堂へ出かける。今日は、イタリアンレストラン「レプロット」LEPROTTOで夕食だ。以前に妻がここでランチを食べたことがあり、とてもいい店だったという話を聞いていて、一度行ってみたいと思っていたのだ。
 お店の雰囲気は、レストランというよりカフェという感じ。けっこうカジュアルな、気軽に入れる地元のお店、という印象だ。若いご夫婦が2人だけで切り盛りしているお店だけあって、席の数は14。全部の席に人が座っても14人までしか入れない、小ぢんまりとしたお店なのだ。それでも2人で切り盛りするのならこれが限界かもしれない。身の丈に合った規模と言うべきだろう。
 カジュアルな雰囲気ながら、料理はなかなか本格的だった。味もgood。ただワインは種類が少なく、その中でも酸味が強いのが多かったので、私的には酸味が少なくて、安価でも重みを感じるワインを増やしてほしいと思う。今日は、比較的酸味の少ないMonrubioというウンブリア産の赤ワインを飲む。
 メインに豚肉のポルチーニ茸ソテー(写真)を食べたのだが、食べているうちに豚肉がかなり赤いことに気づく。ちょっと火の通りが足りないようだ。そのことをお店の人(奥様)に話したら、2人ともすごく恐縮して平謝り、すぐに料理を作り直してくれた。しかも半分食べた状態だったのにまた一皿分作ってくれて、かえってこちらが恐縮してしまった。しかもお詫びのしるしにとデザートまでサービス。あまりの丁寧な応対ぶりに、我々もすっかり嬉しくなってしまった。こういう事態が起きたときに、お店の本当の良さが分かるものだが、ここはすごくきちんとして誠意がこもっており、素晴らしい応対だったと思う。またぜひ来てみたいと思わせるお店だった。大満足。