魅惑のデザイン

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 先々週に発表された、ソニーのパソコンVAIOの新製品。その中に、新しいラインアップとして、「type L」というデスクトップ機が発表されていたが、これがちょっと気になった。Apple製品以外では実に久々なのだが、「おおっ」と思わせるデザインのパソコンだったからだ。オフィシャルサイトの告知ページを見る限り、非常にカッコいい。
 でもこういうのは実物を見るまではわからないと、現物に接することを身上とする私としては、この週末に販売が開始されたので、昨日、新宿に行った際にビックカメラで現物を見てきた。
 実際に現物を見ても、第一印象は損なわれず、いい感じだ。特に15インチモデルは気に入った。(さすがに19インチは大きすぎだな)「ボードPC」のコンセプトどおり、非常に薄い、一枚の板のような筐体。単なる本体とディスプレイの一体型以上のものを目指した感じ。透明なポリカーボネートとアルミニウムを使った軽やかでミニマルなデザイン(まるでMac!?)。この軽やかさは、ディスプレイ一体型のiMacさえも凌駕する気がする。iMacは、画面下の「あご」部分や全体の丸みのせいで、少々もったりした印象があったからなあ。
 キーボードをたためる収納性・省スペース性もgood。ということは、これはノートパソコンを縦にした発想なのか。常々ノートパソコンの欠点のひとつは、使わないときでも机の上をけっこう占拠してしまう(仕舞わない限りは)ことだと思っていたので、この"場所をとらない"ことは、私にとっては非常にポイントが高い。家の中で持ち運べることも併せて考えると、デスクトップというよりむしろホームノートの代わりという感じすらする。
 こうなると、俄然触手が動いてくるのだが、さすがに今年の初めに"type F"を購入したばかりだし(2006年1月5日の日記参照)、15インチモデルはCPUがCeleronってのが難点。やっぱりCore Duoがいいな〜。というわけで、今すぐ買うつもりはまったくなし。でもきっと、何回かスペックアップしてゆくだろうから(すぐにラインアップ廃止されちゃったりして)、来年あたりには有望な候補になっているかもしれない。Mac Book Proといいこれといい、楽しみな"待ち"である。