「暗闇でドッキリ」

ピンク・パンサー リミテッド・フィルム・コレクション DVD-BOX
 今日の夜は、先日購入した「ピンク・パンサー リミテッド・フィルム・コレクション DVD-BOX」から、シリーズ第2弾「暗闇でドッキリ」"A Shot in the Dark"を観る。正確に言うと、先週末に観たのだが、そのときは半分くらいで妻が眠くなってしまい途中でストップ。今夜は残りの後半部分を観たのだった。
 怪盗とお姫様のロマンスが(一応)メインだった「ピンクの豹」では、狂言廻しでギャグ担当の脇役(のハズ)だったクルーゾー警部が、思わぬ(?)人気のために、堂々主人公として作られた映画がこれだった。これ以後、このシリーズは全てクルーゾー警部が中心になってゆく。
 いや、ホント最初から終わりまでベタなギャグとドタバタの連続。わあわあやっているうちに事件が勝手に解決してしまったという感じのお気楽ストーリー。クルーゾーの存在(本人はいたって大真面目、のつもり)が、騒ぎを何倍にもしてゆくのが可笑しい。そのお気楽さ、いい加減さがまた、制作された60年代らしさを実感してしまう。でも「ピンクの豹」ほどにはレトロでお洒落な雰囲気が少なかったのが、ちょっと残念。まあ、軽い気分で観るにはちょうどいい映画だった。