またしても「ピンク・パンサー リミテッド・フィルム・コレクション DVD-BOX」から。今夜観たのは、シリーズ第３弾「ピンク・パンサー２」。ブラウン管テレビでDVDを観るのもこれが最後。長い間、お疲れ様でした＞ブラウン管テレビ。
映画のほうは、いやはや、全編すべてドタバタの連続。筋立ても何もあったもんじゃない。お洒落でスマートな雰囲気もたっぷりなのだが、ドタバタの規模は前２作を大きく超える。
宝石"ピンク・パンサー"盗難事件の謎を追うのが「一応の」ストーリーだが、事件の追及なんぞはどこへやら、ひたすら、へんてこな変装ばかり披露するクルーゾー警部のドタバタが騒ぎを拡大してゆく。カートゥーン・アニメ並のベタなギャグの応酬。怪盗ファントマことリットン郷がスマートに立ち回るので、余計に対照が際だつ。このわけがわからないドタバタぶりこそが、このシリーズの魅力なのだが。
