雑誌は楽し

studio_unicorn20060905

 私が日頃、書店の店頭で必ずチェックする雑誌は「Pen(ペン)」「Esquireエスクァイア)日本版」「BRUTUS(ブルータス)」「Casa BRUTUS(カーサブルータス)」それに「FIGARO Japon(フィガロジャポン)」というところか。書店の店頭をいろいろ眺めるのが楽しいので、他にも気になる雑誌が目についたら、とりあえずパラパラめくってみるんだけれどね。いろいろ目新しい発見もあるし。
 今発売中の「BRUTUS」は、特集が「水族館に行ってみない?」。
 前に「動物園に来てみない?」という特集の号があったから、それと対になっているのでしょう。表紙も(あのときは泳ぐシロクマ、今回は泳ぐアシカの水中写真)似ているし。
ディープ・ブルー スペシャル・エディション [DVD] THE WHITE PLANET PHOTOBOOK
 この号を買おうかなと思ったきっかけは、付録に、映画「ホワイトプラネット」と「ディープ・ブルー」のダイジェスト映像を収録したDVDがついていること。「ディープ・ブルー」は持っているので今さらなのだが、問題は「ホワイトプラネット」のほう。観たいなあ観たいなあと思っていつつ(2006年6月13日の日記参照)、ついつい見逃してしまった映画だったのだ(現時点で、東京での上映は終了)。せめてこのDVDを観て、多少は溜飲を下げようかと。
 というわけで、購入した。肝心のDVDはまだ観ていないが、水族館の特集はとても面白く読んだ。そういえば最近、水族館なるものにまったく行っていないので(動物園も)、今賑わっている水族館が視覚的にも体験的にも相当すごいらしいことを知った。読んでいるうちに、水族館に行きたくなってきたぞ。また、「日プラ」という香川県のアクリル会社が、世界の水族館のアクリル水槽の70%のシェアを占めている、なんてことも知ってオドロキ。
 一号一号がとても"冒険"しているデザインも健在。さすがに藤本やすし氏ディレクションの誌面である。

Nuove Musiche Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号 [雑誌]
 もうひとつ、これはひとつ前のバックナンバーになってしまったが、「Esquire」9月号の特集が「発見、クラシック音楽」だった。こちらは"ALPHA"レーベルの古楽サウンドがダイジェストで収められたCDがついている。
 ロシア・ピアニズムの記事は、私の知識が乏しいせいでよく分からなかったが、ニコラウス・アーノンクールのインタビューが載っていたり、何より私が大好きな古楽についての記事がたくさん載っているのが嬉しい。最近すごくよく聴いている、ノルウェーリュート奏者ロルフ・リズレヴァントRolf Lislevandが取り上げられているのも高評価。もちろん、ECMについての記事も掲載されている。
 ちょっとだけ襟を正して、でも肩肘張らずにクラシックについて知ることができる、いい特集だった。

(写真は、昨年の夏に訪れた葉山の海、波。2005年8月19日撮影)