憧れの国際空港

studio_unicorn20060911

 少し前のバックナンバーになるのだが、春頃に出た「BRUTUS」の国際空港を特集している号を、今更ながら読む。
 空港、特に国際空港は、小さい頃から特別な場所、遥かな異国へとつながる憧れの場所、かつ子供心に「おっとな〜」な雰囲気を味わえる素晴らしいところだった。あの頃は(今も)空港の夜景にどれほど憧れ、酔いしれいていたことか! この号を読んでいるうちに、そんな子どもの頃の憧れを思い出した。念のために書いておくと、私が小さい頃に憧れた"国際空港"といえば、羽田空港のこと。成田が開港したのは……私が中学の頃くらいかな?(今調べたら小六の時だった)
 外国の空港をそんなに多くは知らないのだが、私が一番好きなのはパリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)。建築・デザイン・施設・利便性など全てにおいて素晴らしい。この「BRUTUS」の中でも、実に多くの人がCDGをベスト3のうちに挙げていて、わが意を得たりという感じだ。でも、それ以外にも素晴らしい空港建築の数々を眺めていると、空港めぐりなども一度やってみたいな〜なんて思ってしまう。"手段"が"目的"になってしまうわけだけれど(笑)。
BRUTUS (ブルータス) 2006年 6/1号 [雑誌] NARITA AIRPORT~healing lounge collection
 すっかり気分はエアポートになってしまったので、「NARITA AIRPORT~healing lounge collection」というCDを、久々に聴く。一応成田国際空港(当時の名称は「新東京国際空港」だった)のオフィシャル企画だったように思うが、4年前に出たCDである。
 空港や機内のSEを挟みながら、ニューエイジアンビエント系の曲が収められており、全体でなかなかいい雰囲気を醸し出している。まあ中には、いかにも日本のニューエイジ音楽、みたいな感じの野暮ったい曲もないではないが、その他はかなり洗練されたラウンジ系の曲が多くて、けっこう気に入っているCDだ。特に小室哲哉が(意外にも?)とてもアンビエントな曲を提供しているのが素晴らしい。
 毎年のように海外に旅行するようになってしまったこの頃では、成田空港に行っても、小さい頃に感じた特別な憧れはあまりないのだが、やっぱり今でも国際空港の独特な雰囲気(特にあの、必ず2か国語以上で流れるアナウンスの存在が大きいと思うのだが)にわくわくしてしまうのは変わらない。そういえば、フルオープンした第1ターミナルに、まだ行ってないな(今年のフランス旅行は第2ターミナルだった)。

(写真は、ノルウェーオスロ・ガーデモエン国際空港。ここも素敵な空港でした。2003年7月5日撮影)