「邪魅の雫」購入

studio_unicorn20060926

 今日は京極夏彦氏の「妖怪シリーズ」最新作、「邪魅の雫」(じゃみのしずく)の発売日。
 2006年9月22日の日記に書いたように、待ちに待っていた私は、さっそく昼休みに小雨がぱらつく中、三省堂書店本店に行き、一冊手に入れた。渋い装丁の「大磯・平塚地域限定版」が気にならないわけではないのだが、そっち方面へ行く余裕がないので、とりあえず通常版を購入した。
 三省堂の1階入り口付近には、話題の新刊に恒例の、本を積み上げてできたタワーが聳え立っている。もちろん「邪魅の雫」のタワーです。新書ノベルスでタワーが立つのは、宮部みゆきさんと京極さんくらいじゃないのかな。
 買う。分厚い。前巻がやや薄めだったので、余計に分厚く感じる。800ページ以上ある。(二分冊の「塗仏の宴」を除くと)最厚の「鉄鼠の檻」(てっそのおり)や「絡新婦の理」(じょろうぐものことわり)に匹敵する。これは楽しみだ。
邪魅の雫 (講談社ノベルス)
 レジで「京極夏彦全作品解説書」というおまけの小冊子をもらう。人物相関図や作中事件の年表、取り上げられる妖怪の一覧などが載っていて、なかなか面白いし備忘録的に役立ちそう。
 さっそく明日から読み始めるとしよう。京極小説を読んでいる間は、本当に"どっぷり"してしまうので、早く読んでしまうに限る(笑)。

(写真は、京都・建仁寺にて。2005年5月1日撮影)