プロヴァンスの贈りもの

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プロヴァンスの贈りもの
 リドリー・スコットRidley Scott監督、ラッセル・クロウRussel Crowe主演の新作映画が、8月に日本でも公開されるらしい。
 この2人のコンビといえば、なんといっても傑作映画「グラディエーター」"Gladiator"。なので、この新作も古代を舞台にしたor近未来の世界で繰り広げられるアクション大作かと思いきや、なんと南仏プロヴァンスを舞台にした、ワインと素敵な恋に彩られたコメディータッチの映画らしい。へえ〜、リドリー・スコットがこんなタイプの映画を作るのか〜、とちょっとびっくり。
 題名は「プロヴァンスの贈りもの」(原題は"A Good Year")。
 なんだか、かつて「南仏プロヴァンスの12か月」で一世を風靡したピーター・メイル氏Peter Mayleの小説みたいだなと思っていたら、何のことはない、ピーター・メイル氏の新作小説が原作でした(笑)。そういえば一時期、あまりの観光客のフィーヴァーぶりに嫌気が差してプロヴァンスから逃げ出していたメイル氏は、確か数年前にプロヴァンスに戻っていたんだっけ。これを機に、もう一度プロヴァンスブームを起こそうという狙い?かな。
南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)
 聞くところによると、メイル氏とリドリー・スコット監督は、長年にわたる親友らしい。だからこそ実現した映画なのかもしれない。ラッセル・クロウアルバート・フィニーAlbert Finneyの他にも、"TAXi"シリーズで活躍したマリオン・コティヤールMarion Cotillardも出演しているらしい。大好きなワインがテーマだし、ちょっと楽しみな映画だ。
 ということで、さっそく書店で原作本を購入。ハードカヴァーと文庫本が同時発売ということで、どちらを買うか迷ったが、今まで持っているメイル氏の本がすべてハードカヴァーなので、今回もハードカヴァーを買った。かの「南仏プロヴァンスの12か月」を初め、メイル氏の本を次から次へと読みまくったのは、もう15年近くも前か。懐かしい。

(写真はもちろんプロヴァンス……ではなくて、北軽井沢の山荘にて。6月16日撮影)