素晴らしい贈り物

studio_unicorn20070916

プロヴァンスの贈りもの
 今日も晴れて気持ちのいい日。妻と自転車で恵比寿へサイクリングし、恵比寿ガーデンシネマで「プロヴァンスの贈りもの」"A Good Year"を観る。
 6月18日の日記に書いたとおり、リドリー・スコットRidley Scott監督、ラッセル・クロウRussel Crowe主演とは思えないくらい「軽い」映画でした。この映画を作ること自体が一種の"休暇"だったのではないかとさえ思える(笑)。まあ、観ていて楽しい映画だった。
 ただ、もっとのんびりとスローな感じで展開するのかと思い込んでいたが、意外にちゃかちゃかと慌しい印象だった。もう少しゆったりとした筋運びで、プロヴァンスの風景を存分に見せて欲しかった気もする。
プロヴァンスの贈りもの
 さらに、私はすでにピーター・メイル氏Peter Mayleによる小説のほうも読了していたのだが、映画と小説とでは、登場人物と設定はほとんど一緒なのだが、筋運びや話の中心(展開の焦点、というべきか)はかなり異なっている。これも驚いた。同じ設定を使った全然別の話といってもいいくらい。まるで小説家と監督が「こーゆー設定のこーゆー話で、お互い好きなように作ろう」と示し合わせたかのようだ。いや実際そうだったのだろう。なんとも気楽な雰囲気に溢れた映画であることか。そういうのもけっこう好きだけれど。

(写真は、恵比寿ガーデンプレイスの夜景)