どうにも調子がイマイチなのだが、せっかく天気がいいし３連休に全然遠出しないのも癪なので（笑）、妻と木場へ行き、東京都現代美術館（MOT）で開催中の展覧会「Space for Your Future アートとデザインの遺伝子を組み替える」を観てきた。
建築、ファッション、アート、デザインと、さまざまな分野で活躍するクリエイターたちが「新たな未来への選択肢を提案」する試みとして、さまざまな表現をしたものを展示する、面白い展覧会だ。というわけで、会場内にはおもちゃ箱をひっくり返したような（失礼）、いろんなタイプの展示がそこここにいっぱい溢れていて、とても楽しい。
このとおり、"観る"というよりは"体験する"感じの展覧会なので、靴を脱ぐ機会がものすごく多い。実際、いかにも脱ぎにくそうなロングブーツを履いた、若い女性のお客さんが「あたしらに恨みでもあるのか（笑）」と話しているのが聞こえてきた（笑）。これから行かれる方は、脱ぎやすい靴を履いて出かけることをお薦めします。
どの展示もとても面白かったが、特に気に入ったのはSANAA（妹島和世＋西沢立衛）の「フラワーハウス／Flower House」。金沢21世紀美術館の建築（５月１日、２日の日記参照）などで非常に有名な彼ららしい、曲線を多用して透明感に溢れた未来の家のミニチュアの周り（と中）に、小さな植物の鉢が点々とちりばめられている。そのふんわりした感性が、こんな家で暮らしたら、穏やかで幸せな日々だろうなと夢想させる。
（写真は、夕刻のMOT）
