日々のごはん

studio_unicorn20080110

野菜だよりおかずとご飯の本
 昨日は所用で仕事を休んだのだが、所用のあと渋谷の書店で妻に買ってあげたのが、料理研究家高山なおみさんの本「おかずとご飯の本」。我が家にある高山なおみさんの本としては、一昨年(だったと思う)購入した「野菜だより」に続いて2冊目だ。
 前作の本もそうだったが、素朴で美味しそうな写真とともに、日々のおかずのレシピがたくさん載っている。ふだんづかいのスタンダードな、でもどこかしらちょっとひねったレシピの数々。お酒の肴になりそうな料理も多し。こういう、デイリーかつ小技のきいたレシピを紹介してくれるところが、妻のお気に入りのようだ。本を見ながら料理しても汚れないように、ビニールのカバーがかかっているのも、読者の立場に立った気遣いが行き届いて嬉しいポイントだ。
 そんなわけで、妻が作った昨夜の夕食のおかずは、さっそくこの「おかずとご飯の本」に載っている「豚肉と大豆の田舎風煮込み」が登場。といっても、塩豚は前日から用意しなければならないのでシチュー用の豚肉で代用し、大豆は缶詰のミックスビーンズで代用。他にも妻流のアレンジをいくつか施して作ったようだが。
 できあがった料理は、いかにもフランスの田舎の家庭料理という風情の、素朴だけれども温かい煮込み料理(写真)。玉葱をじっくりと炒めているのと、豚肉のほかにソーセージが入っているのが、ともに独特の香りを出していて素晴らしく美味しい。
 これからも、我が家の食卓には、この本から得た料理が並ぶことだろう。楽しみだ。
 それにしても、アノニマ・スタジオの本は、思わず手に入れたくなるような、丁寧に作られた魅力的な本が多い気がする。アノニマ・スタジオとラトルズ(の趣味・デザイン系の本)は、私の気になる2つの小出版社だ。