都会の孤独

99.9 FSolitude Standing
 大学の友人でマイミクのぼのぼんさん(シンガポール在住)の数日前のmixi日記に、スザンヌ・ヴェガSuzanne Vegaのライヴに行ったことが書かれてあった。それを読んで急に懐かしくなって、さっそくスザンヌ・ヴェガのアルバムをiTunes(とiPod)に取り込んで、ここ数日繰り返し聴いている。
 ホント〜に懐かしい。大学時代から社会人になりたての頃に、ものすごくよく聴いていたなあ。確か5枚目までのアルバムは全部持っていたと思うが、中でも特に気に入っているのが、手元にある(今回iTunesに取り込んだ)2枚。2枚目の"Solitude Standing"と4枚目の"99.9F°"だ。
 大ヒットした"Luka"や"Tom's Diner"、"Gypsy"や"Solitude Standing""Wooden Horse"などの名曲が綺羅星の如く並ぶ名盤"Solitude Standing"も数え切れないほど聴いたが、プロデューサーにやがて彼女の夫となるミッチェル・フルーム Mitchell Froom(その後離婚)を迎え、がらりと雰囲気を変えた"99.9F°"も、スザンヌの歌やフォーク・ミュージックの要素とエレクトリカルなアレンジ処理がいい感じにマッチしていて(「インダストリアル・フォーク」などと称されていた)、こちらのアルバムも何度も何度も聴き込んだものだ(ここに画像を挙げたのは通常版だが、私が持っているのは凝ったジャケットのLimited Edition、というのはちょっと自慢)。
 スザンヌ・ヴェガというと、やっぱりキーワードは"New York"と"solitude"の2つ、「都会の孤独」とでも呼ぶべきイメージが、今でも強い気がする。そのクールでいぶし銀のような、あえて熱くならずに温かくも突き放したような歌や音作りが、とても好きだったのだけれどね。最近のアルバムは聴いていないので、その後彼女の曲がどのように変わっていったのかは分からないが……。最近のも聴いてみたいな。というより、今来日しているのか!? 知らなかった〜。