京都1日目・とりあえず東寺


 京都の町歩きは楽しい。やっぱり京都は歩くに限るな。ぼへら〜と歩き出しても、歩くうちにいろいろなものを楽しみながらいい気分になり、シャッターを押す回数が増えてくる。
 天気はうす曇り。ちょっとだけ蒸し暑い。東寺の近辺は歩いたことがないので、見るもの聞くものがちょっと新鮮な気分。
 快適に歩くうちに、東寺(教王護国寺)に到着。五重の塔が聳え立っている。
 さんざん京都へ来ておきながら、お恥ずかしいことに東寺へ行くのはこれが初めてだったりする。京都といえば五重の塔、と小学校の頃からそう教えられてきたような気がするが、その「ザ・京都」な五重の塔が東寺の塔のことだと知ったのは、けっこうあとになってからだったりする。
 だだっ広い敷地内に、壮大な伽藍がぽつりぽつりと建っている。大陸的な雰囲気を漂わせた平安密教の意匠が目に心地よい。メジャーな観光地だけに、外国人観光客や修学旅行らしき中高生の姿を多く見かける。
 特別公開とやらで五重の塔の中に入れるようなので、せっかくの機会だし入ってみることに。それにしても拝観料800円は他のお寺と比べても高い!
 五重の塔の中は意外にも極彩色の壁画で埋め尽くされていて、なかなか鮮やか。ここにも大陸的な意匠が見てとれる。中に入れるといっても、上に昇れるわけではないのがちょっと残念(まあ当然か)。巨大な金堂や講堂(右上の写真)の中には、国宝級の、歴史の教科書などで見たようなたくさんの仏像でひしめいている。ある意味壮観だ。
 その後、素敵な庭園などを散策。敷地が広いので人が多くてもうっとうしくなく、のんびりした雰囲気を楽しめてヨイ。けっこう満足して東寺を後にしたのだった。