英国8日目・Tate To Tate

studio_unicorn20080913

 今日ものんびり起きて、のんびり朝食。
 のんびり外出して、まずはテート・ブリテンTate Britainへ(下の写真)。かつてテート・ギャラリーTate Galleryと呼ばれていたほうの美術館だ。

 ターナーの絵の多くが米国の回顧展に貸し出され、ミレイの「オフィーリア」が日本に行っていて不在だったが、私の大好きなウォーターハウスJohn William Waterhouseの"Lady of Shallot"を始め、ラファエロ前派の絵画などを楽しむ。
 話題になっていたマーティン・クリードMartin Creedの"Work No. 850"もしっかり見ることができた。30秒おきに人種や出身の違ういろんな人がギャラリーの回廊を走る、という“作品”なのだが、じっと見ていると6人の人が交代で走っているようだった。面白い。
 美術館地下のカフェテリアで昼食をいただく。おいしいコテージ・パイでした(下の写真)。

 テート・ブリテンをあとにして、明日の帰りのフライトのオンラインチェックインをするために、一度ホテルに戻る。ひと休みして、再び外出。
 今度はテート・モダンTate Modernへ(下の写真)。

 行ってみると、美術館前の広場にはものすごい人、人、人(下の写真)。

 たくさんの屋台が出ていて、仮設ステージで音楽が演奏されている。テムズ川ではたくさんの競争用ボートが次々と通り過ぎ(どうやら市民参加のレースらしい)、ミレニアム・ブリッジの上から人々が声援を送っている。なんでも"Thames Festival"というお祭りが行われていて、屋台や音楽もボート競技もその一環らしい。期せずしてお祭りに行き当たった我々も、なんだか心が浮き立つような思いだ。
 気を取り直して、テート・モダンで展示作品を鑑賞。テート・ブリテンが英国出身の近現代作家の作品をコレクションしているのに対し、テート・モダンは英国以外の現代美術を所蔵している。アートにどっぷり浸かった一日だった。満足。

(写真は、テムズ川の素晴らしい夕景)