静かなモノクローム

studio_unicorn20090220

 仕事の昼休みの時間に、神保町の「gallery福果」へ。ここで開かれている「二月空」さんの写真展「かんのん」が明日までの開催だったので、観ておきたかったのだ。
 モノクロームの小さな四角い写真が、ゆったりと余白を取った木の額に入って、ぽつぽつと展示されている。その展示センスがまず素晴らしい。もちろん、写真そのものも私好みの風景や室内の写真が多く、全て深みのあるメランコリックなモノクロームの作品ばかりでとてもいい。
 この「二月空」さんは10年近くカレンダーなどを作っていて、写真はそれらの制作のために撮ってきたものらしく、写真を写真として展示するのはこれが初めてのようだ。いやいや、素晴らしい写真ばかりでとても気に入った。特に、ページの開かれた本とカーテンが写った、窓際らしき室内写真の作品がすごく気に入ったが、オリジナルプリントは27,000円とさすがに少々高かったので、あきらめて今年のカレンダーを購入した。こちらもデザインやパッケージのセンスも含めて素晴らしい。
 次回の展示があるなら、またぜひ行きたいな。すっかり気に入りました。

(この写真は、私が2月14日に撮影した写真を、Photoshopでモノクロ処理したものです)