久々の物欲

Apple MacBook Air 1.4GHz Core 2 Duo/11.6Apple MacBook Air 1.86GHz Core 2 Duo/13.3
 ここ1、2か月ばかりはCD以外物欲が湧かず、むしろ家の中の大整理・大掃除・大仕分けを敢行しては大量の廃棄物・リサイクル品を処分して、無駄のない「スッキリ!」な環境に喜びを見出す毎日が続いていた。無駄をなくしてきれいに片付くさまがあまりに気持ちがいいものだから、ついつい作品制作もそっちのけで家の中を片っ端から"仕分け"する日々が続いていたのだが、本日久々に、物欲をバーストさせる報せに接した。
 アップルAppleの超薄型コンピュータ、MacBook Airの新製品発表。フルモデルチェンジした新製品の登場である。
 相次ぐiPhoneiPadの発売は横目で見つつスルーしていたが、MacBook Airとなると話は別。これまで2年近くMacBook Airを使ってきて不満に思っていた点がほぼ全て解消された新製品、これは注目しないわけにはいかない。内蔵スピーカーが(ようやく)モノラルからステレオになり、USBポートも1つから2つに増えた。さらに、現行サイズより一回り(以上?)小さい11.6インチモデルが初登場し、なんと今までより300gも軽い1キロ少々という軽さ。肝心の薄さもさらに極められ、私としては嬉しい改善ばかり。特にUSBポートが2つになったのは、周辺機器への電源供給量が増えたことを意味するので、とても大きい。今まで旅行などでMacBook Airと一緒に、専用のUSBハブと外付け小型スピーカーを常に携行しなければならなかった&周辺機器にも電源アダプタを必要としていたのが、これらが一気に解消されるわけだから、それだけでも買い替えの価値は十二分にあるというものだ。
 というわけで早速、もう半ば買い替え品の検討気分で、夕方の仕事帰りにアップルストア渋谷へ寄り、新しいMacBook Airの実機を見て、触って、使ってみた。
 発表直後で展示機が少ないのうえに、さっそく情報を聞きつけた人が大勢店に来ていて、けっこうな人だかり。11.6インチモデルは、実物を見ると改めて「小さいなー」という印象。ほとんどiPad並みの画面サイズとなると、さすがに小さすぎか。それでもキーボードはフルサイズを維持しているのはアップルの良いこだわりだ(筐体のサイズの割にキーボードがでかく見えてしまうが……)。
 私が必要に感ずるディスプレイの大きさやスペックなどを考え合わせるとやっぱり13.3インチモデルが最適ということになるが、11.6インチモデルの1.06kgという軽さはそれらすべてと釣り合う魅力だなあ。CPUが何気にスペックダウンしているし、微妙ではあるのだが……。もう少し思案してみよう。
 それにしても、MacBook Airも安くなったものだ。一番高い機種でさえ、ほんの2年前のモデルの半額以下なのだから……。やれやれ。