文房具ハック

究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げるカール ゲージパンチ・ネオ(26・30穴) GP-130B
 高畑正幸作「究極の文房具ハック」を、本日読了。いろいろとアイディアに満ちてて、面白かった〜。
 とかく文芸・人文志向で実用書のたぐいはほとんど読んだことがない私だが、書店でこの本をたまたま手にして開いたページが、紙にルーズリーフに穴をあける器具「ゲージパンチ」で雑誌の切り抜きをバインダーに綴じるアイディアを紹介していた部分だったのだ。
 このアイディアそのものが「目から鱗」だったわけではなく、実は私は数か月前に、まさに雑誌のページ保存のためにカール機器の「ゲージパンチ ネオ」を無印良品のバインダーとともに購入してあったのだった。発想が一緒だったようで、まったくの偶然。ところが「パンチ穴が破けて綴じたページがビリビリになりはしないか」と気になってしまい、(面倒くささも手伝って)せっかく買ったゲージパンチを使わないまま放置状態の数か月(笑)。それが、この本に「30穴は2穴パンチに比べ力のかかり方が15分の1になるので、はるかに強い」という記述があったので、力強く背中を押してもらった気がしたのだった。おかげで今や、ばんばん雑誌の必要なページに穴を開けまくって綴じまくって収納スリム化街道驀進中である。2穴パンチより強く、クリアファイルよりスリムにできる「ゲージパンチ」、超おススメである。
 この他にも参考になる&楽しい文具やら生活品のアイディアが満載で、すぐに実践できなくても読んでいるだけでも楽しい。部分的にでも自分が実践していることも出てきたりしてニヤリとしてしまったり。有用なデジタルツールを語った項は、かなり参考になる記述が多い。何よりこうやっていろいろと工夫すること自体が「文具王」(私は知らなかったのだが)として最も楽しい!という、行間から滲み出してくるような喜びが感じられる。とても楽しい一冊だ。