英国5日目・University of Kent at Canterbury

 Canterbury Cathedralを出て、私が1年間交換留学生として在学していたケント大学University of Kent at Canterburyを(両親の希望により)見に行く。
 大学はCanterburyの町を見下ろす丘の上にあり、町の中心から歩いて15〜20分ほどかかる。陽射しが照りつける中を(それでもCotswoldsにいたときほど強烈に感じない。海が近いせいか?)丘の上の大学に向かって歩いてゆく。街中と大学を結ぶ道は、私の記憶の中では徒歩専用の裏道めいた抜け道だったのが、今や自転車も通れるきちんとした遊歩道に整備されていたのには驚いた。
 ようやく丘の上の広いキャンパスに着く。ここでまた大学の紹介やら思い出やら、いろいろ書き出すと、本当にいくら時間があっても足りなくなるので省略。それにしても私が在学していたときよりも建物の数が増えている。あの頃は、もう少し見通しが良くて広々とした印象があったが、今はやたらと新しい建物が視界をふさぐ。7年前に訪れたときも、学生の居住棟などが新しく建てられていたが、さらに増えている。正直言って在学中の頃よりも狭苦しく感じてしまうのが残念。まあ15年もたてばいろいろと変わってくることもあるだろうから、仕方ないとは思うけれど。
 それでも、私が居住して授業を受けたラザフォード・カレッジRutherford College(この大学は4つのカレッジで構成されている)は、外観も変わらず、中も、多少の変化はあるものの、私が生活していた頃とほとんど変わっていなかったのが嬉しかった。ちょうどお昼時で、広々とした食堂は、何かの研修生らしき人々が昼食を取っていた。その美味しそうな匂いに、お腹が大いに刺激されてしまう(笑)。
 いろいろ変わってしまったところもあるが、こうして久々に訪れてみると、やっぱりとても懐かしいし、また何年かこのキャンパスで学び生活してみたい気持ちになってしまう。来て良かった。