英国6日目・The Hempel

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 午前中のうちにカンタベリーCanterburyを出て、いよいよ最後の滞在地ロンドンLondonに入る。宿泊するのは、ケンジントン・ガーデンズの北側に位置するデザインホテル、ヘンペルThe Hempel。デザイン好きの私にとって、実は今回一番楽しみにしていたのはこのホテルだった。
 1階のロビーからして、徹底的にミニマルな、とことんまで省略した代わりに随所に「和」のテイスト(まあヨーロッパ人が考えるエキゾチズム溢れた"和"なのだが)をちりばめたデザインが貫かれていて、素晴らしいテイストを発揮している。(たぶん有線だろうが)ロビーやバーに流れているエレクトロニカラウンジ系の曲もとても私の好み。客室もまた期待を裏切らず、白と白木で統一されたシンプル&ミニマルな室内は、激しく私の好み。ベッドが布団調なのは、やはり「和」のテイストを意識しているのだろうか。期待にたがわずとても心地よく、本当に心の底からくつろげる部屋だ。道を挟んだ向かい側にある、これまたミニマルなデザインの庭も素晴らしい。ここに決めてよかった。
 この日の夕食もこのホテルのレストランにしたのだが、これがまたちょっと面白くて、"sushi"とか"sashimi"とかがメニューにある。決して日本食が恋しかったわけではないが(私は留学中の1年間、一度も日本食を恋しいと思わなかった)、面白そうだったので頼んでみると、これがけっこうちゃんとしている。"sushi"もよく握られていたし、「カツカレー」もあったので頼んでみると、これもとても美味しい。感心してしまった(笑)。非常に洗練されたスタイリッシュな内装のレストランで日本食をいただくという、とても不思議で面白い感覚を体験して、満足した。