読書中

Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK)
 今のところ、挫折することなく読んでいます、"Harry Potter and the Half-Blood Prince"。前回挫折した苦い経験を生かして(?)、多少の不明な単語は、物語の流れや場面の雰囲気からなんとなく察してスルーして、とにかく物語の流れを押し進めるという方向で読んでいるのがいいのかもしれない。おかげで、ほぼ半分近くまで読み進めることが出来た。ここまでくれば、よほどのことがない限り最後までたどり着けそうだ。
 それにしても英語の本を読むのは実に久しぶりである。とても15年前に英国に留学していた頃のようにはいかないが、(うまく言えないが)この本を読むことで、Englishが自分の中にとどまり続けているような感覚があって、「この本を読み終えたら、次も英語で何か読んでみようかな」などと大それたことを考えてしまうほどである。そういう意味では、ちょうど旅行から帰ってすぐ読み始めたのも、いいタイミングだったのかもしれない。
 この本の場合は、これまでのハリー・ポッターのシリーズ5冊を翻訳で読んでいたのも、もちろん大きい。登場人物のキャラや既出の固有名詞につっかえずに済む。物語の流れに集中できるというものだ。そして、やっぱり面白い(これがキモですね)。4巻の後半からダークさを増したのが、いよいよダークな展開になっていて、先がすごく気になりながら読んでいる。"The Chosen One"なんていう、どっかの映画に出てきた言葉も出てきてニヤリとさせられる。
 あと、原書ならではの醍醐味というか、登場人物の台詞廻しがとても英国的なのですよ。「おお、Britishな言い回しだ〜」と、読みながら心の中で叫ぶことしきり。食事の場面で彼らが食べているものといい、実に英国的な物語なのだなあ、と改めて実感した。英国好きにはたまらないです。