マドンナとペロタン

インドカレー屋のBGM ライス抜き Confessions on a Dance Floor
 今日は、HMVのおなじみ新年セールの初日。メンバーズカードのポイントが3倍なのだ。横浜から渋谷へ出て、CDを買い漁る。昨年の後半も、ずいぶんとCDを買ったものだが(2005年11月23日の日記2005年12月14日の日記参照)、今年も早々から4枚も買ってしまった。やれやれ。
 まずは、マドンナMadonnaの新譜"Confessions on a Dance Floor"。id:wineさまが2005年12月16日の記事で絶賛していたので、私も先日試聴してみたのだが、すごくイイ。傑作だ。今までとはぜんぜん違ったこのエレクトロな路線は、大正解だと思う。
 そして、前から気になっていた「インドカレー屋のBGM」。インスト志向の私は、「ライス抜き」を購入してみた。シタールとタブラの音楽が延々78分入っているらしい。
モリムール?バッハ:作品集 Perotin / Hilliard Ensemble
 そしてそして、本日の目玉はペロタンPerotin。なんともかわいらしい名前だが、id:pecorin911さまの日記を拝見して、初めてその存在を知ったのだが、12世紀フランスのノートルダム学派の作曲家で、「中世のミニマリスト」らしい(ちなみにラテン語名はペロティヌスPerotinus)。中世好きでミニマリズム大好きな私にとっては、今まで知らなかったのが恥ずかしくなるくらい(すみません、知識が体系的でなくて)大注目だ。家に帰って早速聴いてみたのだが、確かに中世、そして確かにミニマル。超好み。すごくイイ。歌っているのは、大好きなヒリアード・アンサンブルThe Hilliard Ensemble。しかし、マドンナとペロタンを一緒に買ってしまうとは、気に入ればジャンルに関係なく、節操なく音楽を聴く私らしいことよ。
 さらに、ヒリアード・アンサンブルのCDをもう一枚。ポッペンPoppenという人のバロックヴァイオリンとバッハの曲を共演した"Morimur"だ。ヒリアード・アンサンブルのCDは、ずっと前に買ったノルウェーのサックス奏者ヤン・ガルバレクJan Garbarekと共演した"Officium"を長いこと愛聴していて(2005年10月28日の日記参照)、シリーズの他のも欲しいと思っていたのが、なかなか機会が得られず手に入れることができないでいた。今回、ようやくひとつ購入できた。長年の約束(笑)を果たした気分だ。