意外に早かった

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 先日のVAIOの時ほどひどく(購入翌日に新製品発表、2006年1月6日の日記参照)はなかったが、それでもPowerBookを購入して2か月もたたないうちに(2005年11月23日の日記参照)、いよいよ満を持して(?)Appleからインテル製CPUを搭載した新しいMacの登場だ。もう少し後になってから発表するかと思っていたのだが、意外に早かったですな。インテルMacがどんな感じになるのか、昨年の6月から気になっていた(2005年6月7日の日記参照)だけに、今回の発表は興味津々。ノート型は"MacBook Pro"という新しい名称での登場だ。「今までの4倍速い」ですと!? 今使っているPowerBookにけっこう物足りない部分があったので、やや複雑な気分。

 これらの記事をつらつら眺めていると、デュアルコアのおかげでパフォーマンスは大いに向上したのだろう、その辺りは激しく魅力的なのだが、冷静になってよく見てみるとDVDドライブの記録速度が下がっていたり、バッテリーの駆動時間が明示されていなかったりと、まだまだ発展途上かなと思わせる要素も多いようだ。そりゃそうでしょう、デュアルコアのCPUって発表された直後だしけっこう高価なんじゃないのだろうか。その分、コストを抑えるために他のスペックが犠牲になった節はあるような気がする。PCカードスロットがなくなったのも痛い*1
 さらには(これが一番重要なのだが)、他社製アプリケーションの対応状況がまだよく分からない。特に、私がメインに使用しているアドビ社のフォトショップPhotoshopイラストレータIllustratorが、このインテルベースで満足に動かないと致命的だ。かといって、新ヴァージョンで対応しましたと言われても、そこは高価なアドビ社のソフト、おいそれとヴァージョンアップできるわけでもない。
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 となると、やはりここはあとしばらく(1、2年くらい?)待って、いろいろ使用報告を見たり、スペック的にもソフトの対応状況的にも成熟してから、インテルMacへの買い替えの検討に入るべきなんだろう。というより何より、PowerBook(この名前のほうが良かったなあ…MacBookってちょっと言葉のすわりが悪い気がする)を買ったばかりで何考えてるんだ、と(笑)。
 筐体デザインが、素晴らしくミニマルなPowerBookのデザインを引き継いだのは、私としてはとても高評価。まったく違ったデザインを見たかった気がしないわけでもないが、シンプル&ミニマルな方向性だけは変えてほしくないなあ。PowerBookよりわずかに薄くなったのはかなり魅力ではあるが……。ともあれ、2月に発売されたら、店頭で実際に(インテルiMacのほうも)触って、動かしてみることにしよう(そんなことして欲しい気持ちが高まったりしちゃったらどうしよう。笑)。

*1:私が常用しているEOS Kiss Digital Nは、記録メディアにコンパクトフラッシュを採用しているので、画像のパソコンへの取り込みにPCカードをよく使用しているのだ。まあスロットがないのならカードリーダを使えば問題ないのですが。