今日は、この季節には珍しい本格的な雨。昼ごろから本当によく降っている。おまけに、冬には珍しいことながら、雷鳴まで聞こえた。
こんな雷まじりの雨の日には、月並みだがヴァンゲリスVangelisの「大地の祭礼」"Soil Festivities"がすごく聴きたくなる。ということで、久しぶりに聴いてみた。前述の理由から、6月ごろによく聴くアルバムだ。ドラマチックで壮大なヴァンゲリスが大好きな私だが、このアルバムのミニマルなヴァンゲリスも好きだ。
学生のときに、リリースされたばかりのこのアルバムを(レコードで!)買った当初は、なんだかそれまでのヴァンゲリスと全然違ってて、あまり好きじゃなかったのだけれど、何度も聴きこむうちに、単調に思えたリズムの繰り返しがだんだん好きになってきたのを覚えている。特に1曲目の"Movement 1"は、延々と続く息遣いのような有機的なリズムに乗ってさまざまな旋律が湧き上がっては消えてゆき、雷鳴や雨の音も織り込まれてゆくさまがすごく気に入っている。今ではヴァンゲリスの一番好きなアルバムのひとつだ。
"Soil Festivities"を聴いて、すっかりヴァンゲリスづいてしまったので、"Alberdo 0.39""Heaven and Hell""Chariots of Fire" "Blade Runner"と、4枚たて続けに聴く。いやあ、懐かしい&素晴らしい。やっぱりヴァンゲリスは壮大なサウンドがいいなあ。
- The Vangelis WWW page(英語ファンサイト。ウェブリングもあるようです)