酒バトン

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 先日、id:wineさまからいただいていた酒バトン」。ちょっと書いてみましょうか。

  • Q1 Total amount of alcohol in my room (家にあるアルコールの量)
    • 赤ワイン2本。日本酒の一升瓶が残り半分くらい。私の実家で作っている梅酒がボトル半分程度。先日友人が持ち込んだスコッチがボトル3分の1くらい。もらいもののヘネシー・ナポレオンがボトル半分くらい?(なかなか飲まないうちに、妻がお菓子作りに使っていってしまう……) 我が家で作っている梅酒が1.8リットル瓶で貯蔵中、これは今年の夏ごろから飲み始めるつもり。あとイタリアを旅したときに購入したグラッパが少々。ビールはその都度スーパーで買うので、基本的には貯蔵なし。
  • Q2 Beverage drinking right now (今飲んでるお酒)
    • 今この瞬間は飲んでいないが、今日の夕食には「春鹿 純米 超辛口」という日本酒を飲んだ(写真)。とても好きでよく飲む酒なのだが、なんといっても日本酒度が+12なのが特徴。まさに「超辛口」なのだ。きりりと引き締まった飲み心地が素晴らしい酒である。我が家ではこれの他に、「澤乃井 本醸造 大辛口」という、やはり日本酒度が+12の酒もよく飲む。こちらのほうがよりさっぱりした飲み口。
  • Q3 Five liquors I drink a lot, or that mean a lot to me (よく飲む、または特別な思い入れのある5つのお酒)
    1. ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ Brunello di Montalcino
      • 週に最低一度はワインを飲むほどのワイン好きな私たち夫婦。特に赤ワイン一辺倒。さらに言うと軽いワインや酸味の強いワインは嫌いなので、ひたすら重い、どっしりした味わいのワインばかり好んで飲む。
      • これほどの赤ワイン好きになったもともとのきっかけは、ちょうど10年前の1996年1月に、イタリアのトスカーナ地方とヴェネツィアを一人旅したとき。それまではどちらかというと白ワイン志向だったのが、この旅ですっかり赤ワインの美味しさと魅力にはまってしまった。と言っても、別にすごい高価なワインに巡り会ってどうの、というわけではないのだが。要するに美味しい!ってことを認識したわけである。
      • その旅で巡り会ったワインの中で、最も印象的だったのがブルネッロ・ディ・モンタルチーノ Brunello di Montalcino(これはある程度高価なわけですが。笑)。旅の途中で訪れた、トスカーナの古い城壁と塔の町サン・ジミニアーノSan Gimignano(とても素敵な町!)で、ブルーニさんという小さい個人経営ワイナリーのショップで、店のおばさんに1988年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ*1を"Numero uno!"と何度も力説されて試飲したら、素晴らしく美味しかったのが印象深い。それ以来、ブルネッロは私の中で特別なワインだ。ブルーニさんのお店は2000年にも再度訪れ、もちろん88年のブルネッロを買いました。
    2. ネロ・ダーヴォラ Nero d'Avola
      • この日記にもたびたび登場している、南イタリアシチリア島の葡萄品種。総じて安価なのに、非常にどっしりとして重厚な味わいが魅力(すべてのネロ・ダーヴォラが、というわけではないが)。この葡萄のワインに出会って以来、安くて美味しいワインを探すのに無上の喜びを感じるようになった。
      • もともとは、4、5年くらい前に有楽町の無印良品で売られていたモルガンテ社Morganteのネロ・ダーヴォラを買ったのが始まり。すっかりハマってしまい、以後Morganteはもちろん(今までに何本飲んだことだろう)、いろいろなネロ・ダーヴォラを店頭で見つけては飲んでみるようになった。これに限らず、南イタリア産のワインは比較的安価で美味しいものが多く、単なるデイリーワイン以上の魅力があるものが多い。
    3. 梅酒
      • 私が幼い頃から、私の実家では毎年梅酒を作っていた。毎年夏に翌年用のを作り、昨年作った梅酒を開けて飲むのである。小さい頃は漬けてある梅を食べさせてもらうだけだった。梅酒自体を飲むのを許されたのは中学生になってからだったかな? そうして育ったため、梅酒は我が家に欠かせない酒である。今でも私の実家から梅酒をもらっているが、昨年いよいよ我が家でも梅酒作りが始まった(2005年6月20日の日記参照)。飲むのは今年の夏だろう。どんな味になっているのか、楽しみ。
    4. 英国ビール全般
      • 大学時代、英国に一年間留学していたときには、正直言ってぬるい英国のビールの良さが分からなかった。それでも、しょっちゅうパブに入り浸っていたものだから、きっと英国ビール好きの下地が出来上がっていたのでしょう。その成果(?)は、1998年に久しぶりに英国を旅行したときに覿面に現れ、すっかり英国ビールの虜になっていた。こちらが大人になった、というのもあるかもしれない。地方によってものすごい数の地ビールがあるので、どの銘柄がどうとかは全然分からないのだけれど、どれも飲むと「英国ビールだなあ」と思わせる共通性を感じる。ビター、エール、スタウト。種々のビールがありますが、どれも好きです。
    5. スコッチウィスキー
      • 最近はあまり飲む機会がなくなってしまったが、学生の頃や結婚する前は、スコッチばかりよく飲んでいた。月並みだけれどグレンフィディックマッカラン、シングルトンとか好きだった。今はなくなってしまったが、下北沢にミッドナイト・サンMidnight Sunという素敵なバーがあり、妻やid:wineさまやその他の友人・知人とよく飲みに行ったものだ。夜遅くまで飲んでも(客がいる限り朝まででも営業していた)、家が近いので歩いて帰れたのもよかった。懐かしい〜。
      • wineさまが書いていらしたウシュクベ・リザーブUsquaebach Reserve。そうそう、思い出した。私の実家にいただき物で置いてあったのを二人で飲んだのだったっけ。確か陶器の容器だったのを覚えているので、今オフィシャルサイトを見たら、たぶん"Usquaebach Original"という商品だったようだ。あれはものすごく美味しかったなあ。また探して買ってみようかしら。
    • 次点
      • 意外と、甘ったるい酒も好きだったりする。英国留学中にハマったアイリッシュ・クリームIrish Cream、スペインで出会った甘いシェリー、などなど。他にも挙げだすときりがないなあ。
  • Q4 People to whom I'm passing the baton (次バトンを渡す人)
    • どなたかご自由にお持ちくださいませ。

 けっこう楽しく書かせていただきました。wineさま、ありがとうございます。

*1:1988年は、イタリアワインの超当たり年とされている。もし万が一88年のイタリアワインを見かけたら、速攻で絶対買うべし。あと1995年も当たり年とのこと。