銀座で巨猿

King Kong
 先々週は雨、先週は雪と、このところ土曜日は天候に恵まれなかった。今日は久々の好天。すっかり延び延びになっていた映画「キング・コング」を、ようやく有楽町の日劇で観てきた。
 なんか、観客動員数が予想を下回ったとか言われていたし、映画館はかなり空いていたし(しかも日劇1じゃなくて日劇3だったし)、観る前はちょっと不安だったが、どうしてどうして、なかなかジーンとくるラストの、いい映画だったではないですか。導入部分が長すぎるという声もあったようだが、私はさほど気にならなかった。思うに、そう言う人たちは、コングの登場ばかりを今か今かと待ち構えていたのでそのような感想を持ったのではないだろうか。私は猿には興味がないので(笑)、単純に物語全体を楽しもうと思って観ていたので……。詳しくは、私のホームページのレビューに書く予定(いつ書くんだ?)。
ダ・ヴィンチ・コード ヴィジュアル愛蔵版
 予告編では、「ダ・ヴィンチ・コード」の予告編が華々しく上映されていた。私のホームページのブックレビューにも書いたが、あのベストセラーとなった原作が、私にはどうにもB級臭が随所に感じられてしまい、どことなく安っぽさを漂わせていたのが気に入らなかった。映画も推して知るべし……と言いたいところだが、キャストがちょっとめったに見られないくらい豪華なのが気になる。なにせトム・ハンクスを筆頭に、「アメリ」のオドレイ・トトゥ、「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフ役で有名なイアン・マッケラン、「スパイダーマン2」でドック・オクを演じたアルフレッド・モリーナ、説明不要のジャン・レノと、綺羅星の如しである。確かにこれなら観る価値あるかも? しかし、原作既読の私としては、誰がどの役を演じるのか大体見当がつくのだが、これがまたことごとく私のイメージと違う。原作既読だからストーリーも分かっちゃっているし、う、う〜ん、観るかどうか悩ましいところだ……。
M:I-2 [DVD]
 このほかの予告としては、「イーオン・フラックス」の映像や世界観がちょっと気になったのだが、私はシャーリーズ・セロンにはまったく興味がなく、私にとっては「どうでもいい女優」なので、多分観に行かないでしょう。ナタリー・ポートマンだったら観に行ったのにな。それでも、夏に公開する「ミッション・インポッシブル」シリーズの最新作「M:i:III」の予告編が観られたのはラッキー。このシリーズは、1作目は全然面白くなく、2作目がありえないくらいにぶっ飛んでいて面白かったので、2作目同様トム・クルーズ自らがプロデュースしてるのであれば、期待だ。