重大局面

 「Save the 下北沢」のホームページで、重大局面を知らせる文章が掲載された。

下北沢再開発計画の重大局面である「地区計画(原案)説明会」が、来る5月26日(金)、北沢タウンホールで開催されます。
下北沢の再開発計画が明らかになってからというもの、地元住民はもちろんのこと、商業者や、下北沢を愛する実に幅広い人たちが、計画の見直しを求めて声をあげてきました。専門家グループが行ったアンケート調査では、地元住民と商業者の約80%が「計画全体については、代替案も含めて十分な話し合いがなされるべき」と回答しています。
これまで、地域の様々なグループが、話し合いの場=ラウンドテーブルの設置を世田谷区に要望してきました。しかし区は住民の声を無視し続け、ついに今回、「地区計画(原案)説明会」を開催し、なし崩し的に計画を進めようとしています。説明会が開催されれば、計画はいよいよ次のステップへと進みます。
現在新規道路の54号線については、世田谷区の当初の予定よりも事業認可が遅れているという状況があります。そうであるにもかかわらず今回の説明会は、その54号線を前提にした地区計画を先に進め、既成事実を作り出していこうという乱暴なものです。こうした倒錯した手法自体、あまりにも身も蓋もないものといわざるを得ませんし、それを見過ごしてしまっては、多くの人の将来に大きな禍根を残すことになるでしょう。
これは多くの人の生活環境に関わる重要な問題です。 ぜひみなさん、説明会場にお越しください。そして生の声を直接行政に伝えましょう!
報道関係のみなさま、ぜひともお力をお貸しいただけますようお願い申し上げます。

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詳細情報
●「下北沢駅周辺地区地区計画(原案)」説明会(主催:世田谷区)
日時:5月26日(金)19時〜20時半
場所:北沢タウンホール 2階ホール
参加方法:当日直接会場へ
また、説明会の後は、意見の提出期間があります。
●広告・縦覧・意見の提出
縦覧期間:5月29日(月)〜6月12日(月)
意見提出期間:5月29日(月)〜6月19日(月)
縦覧・意見提出先:拠点整備第一課、北沢総合支所街づくり課
※4月25日付「広報せたがや」2面「きたざわ」の欄に、説明会・意見提出に関する告知がされています。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/koho/koho/2006/060425/index.html
<転載大歓迎>

 所用があって当日行かれないのが非常に残念。せめてこの文章を掲載して、少しでも多くの人が行動を起こしてくれればと願う。<転載大歓迎>だそうなので、どんどん転載してください。http://www.stsk.net/kawaraban/kawarabangougai060520.pdfからpdfファイルをダウンロードして、印刷・配布するのも良いと思います。
 私の基本的な見解は、2005年6月4日の日記に書いたとおり。近くで生まれ育った懐かしい下北沢を守りたいとか、多くの場合人間が押しつぶされがちな車社会の大きな流れに待ったをかけたいというのもある。
 が、それよりも何よりも私が強く怒りを感じるのは、60年前の都市計画を、たいした修正も無しに現状を顧みずにただひたすら押し通そうとする、「無能」としか呼びようがない行政・役人と、その背後で利益を得ようと虎視眈々としているハゲタカゼネコンどもに対してなのだ。その意味では、本当の問題は、道路そのものよりも、その後にやってくる高層ビル建設ラッシュだろう。そこまで見込んだ行政とゼネコンの癒着なのだと思う。
 (追記)ということを書いた後でSTSKSave the 下北沢)の共同代表の方のブログを拝見したら、やはりそのようなことが指摘されていた。多くの人がそう感じるなら、きっとその手の"癒着"は間違いなく存在するなと思った。