わが心のトスカーナ

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 本日発売の「フィガロジャポン」Figaro Japon6月5日号を妻と購入。私自身は男なので女性服やアクセを身に着けることはないのだが、フィガロに掲載している写真の撮り方・見せ方や表現の仕方は見てて楽しめるし、いろいろと私の表現の参考になるので、よく見ることが多いのだ。モード雑誌は見てて楽しいのが多いが、フィガロは雑貨や映画・音楽・本など文化的な分野の特集が多いので、いつも毎号店頭でチェックしている。
 さらに、フィガロジャポンを特別にしているのが、定期的に特集される"旅"、それもヨーロッパの各地の紹介。素敵な写真に旅心をそそられるのももちろんだが、一般的なガイドブックにあまり掲載されない素敵なホテルやレストランの情報が豊富に掲載されていて、すごく実用的。実際に、もう10年以上も前から、ヨーロッパの旅には、泊まるホテルや食事をするレストランなど(さらに、行き先さえも)、切り取って保存しておいたフィガロの情報を大いに活用してきた。
 で、この号の特集は「トスカーナの休日」。しかもフィレンツェシエナはとりあえず置いといて、小さな町をメインに紹介。サン・ジミニアーノSan Gimignano、ルッカLucca、モンテリッジョーニMonteriggioni、コッレ・ディ・ヴァル・デルサColle di Val d'Elsaなど、我々夫婦が訪れたことのある懐かしい町や村が、これでもかと紹介されていて嬉しい。特にモンテリッジョーニは、昔のフィガロでやはりトスカーナが特集された号を見てその存在を知ったくらいだから、フィガロを見なかったら行くことはなかっただろう。でも、おかげで、あの城壁に囲まれた、小さな小さな素晴らしい村を二度も訪れている(私のホームページの"Old Diary"の、2004年7月15日の項参照)。
 今年の夏はフランスに行くことにしているのだが、これを見ているとまたイタリアに、というよりトスカーナToscanaに行きたくなってしまう。というより、トスカーナは、英国とノルウェーと並んで、いつでも行きたい場所なのです。

(写真は、モンテリッジョーニにて。2004年7月撮影)