極地の息吹

七つの海の物語 THE WHITE PLANET PHOTOBOOK
 今月の末ごろから、「ホワイトプラネット」という、北極を舞台にしたネイチャー映画が公開されることを知った。
 北極海。極地にものすごくロマンを感じてしまう私としては、南極と同じくらい魅力的だ。大好きな海洋写真集「七つの海の物語」でも、北極海南極海の章が一番好きだ。そのとてつもなさ・果てしなさと人間を拒否する荘厳さ。見ててぞくぞくする。
 まあ、それ以前にシロクマ(正確にはホッキョクグマと呼ぶべきなのか?)の子供の愛らしさにすっかりヤラれてしまったというのもある。さっそくオフィシャルサイトを覗いてみて、シロクマの親子の画像を仕事場のパソコンの壁紙にしてみてゴキゲン(笑)。(ちなみにそれまではコウテイペンギンの雛の画像だった)帰宅して妻に映画のことを伝えると、可愛いものに目がない妻は、さっそく目が爛々。これはどうやら観に行くことになりそうだ(笑)。
 それにしても、「ディープ・ブルー」「WATARIDORI」「皇帝ペンギン」そしてこの映画と、ここ数年ネイチャー系の映画がけっこう花盛りだ。「ディープ・ブルー」以外はフランス人の作った映画というのも、ちょっと面白い。フランス人ゆえか、単なる無味乾燥な記録映画ではなく、もっとアート性重視というか、表現とか映像美を主眼に置いた作品、という感じがするのですよ。となると、この映画もちょっと期待できるかな。
 上映館リストを見ると、どうやら首都圏では、東宝系のシネコンで主に上映されるようだ。ということは家族連れ狙い? まあ、あのシロクマ君の愛らしさを見たら、誰だってそう思うでしょうが(笑)。