中世の色彩

色で読む中世ヨーロッパ (講談社選書メチエ)
 今日は、書店で、とても興味深そうな本を購入した。
 題名は「色で読む中世ヨーロッパ」。徳井淑子さんという、西洋の服飾史を専攻している方が書いた本だ。実は、半月前にこの本が出ることを知って、けっこう期待していたのだ。
 とかくダークな時代と思われがちなヨーロッパの中世だが、実際には人々は生き生きと逞しく生き抜いていたわけだし、貴族や商人などでは、実にカラフルな色彩が衣装や装飾物などに使われていたのは、もう周知のことだ。
 その中世ヨーロッパにおける、赤・青・黄色・緑などの色の価値観やシンボリズムなどを解説しつつ、中世の人々の心性に迫ろうという本らしい。実に面白そうだ。
 私がもっとも興味を持っている中世ヨーロッパの本だし、読むのがとても楽しみだ。