工夫の賜物

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 今日の夕食は、久しぶりに自宅でライトなイタリアンディナー。先週末も、その前の週も、自宅でワインを飲む機会がなかったので、今日は本当に久しぶりな感じ。前菜のメニューで、妻が工夫を凝らしてくれました。

  • パン2種(バゲット、フルーツライ)
  • チーズ3種(ブルサンペッパー、チェダー、ブリーチーズ)、ドライ無花果
  • マッシュルームとエリンギのガーリックソテー
  • カツオのカルパッチョ サラダ仕立て(写真)
  • 豆とソーセージのサラダ
  • 水菜と柚子胡椒のアーリオ・オーリオ(パスタはリングイネ使用)
  • コーヒー

 「マッシュルームとエリンギのガーリックソテー」は、にんにくと共に「いしるだし」が使われていて、これが、きのこ・にんにくとの相性が抜群。いしるだし(「よしる」とも言うらしい)というものはは全然知らなかったが、なんでも能登の名産品で、秋田の「しょっつる」や四国の「いかなご」と並んで日本三大魚醤のひとつだそうだ。

 また、「カツオのカルパッチョ サラダ仕立て」のほうでは、ソースにバルサミコ酢と共に昆布つゆが使われていた。これがまた、バルサミコの味を和らげる働きをしていて絶妙。カツオの臭みも見事に解消されている。旨い!
 というわけで、和風の調味料がイタリアンで大活躍(もちろん、パスタの柚子胡椒も)。和食だ洋食だと決めつけずに、自由な発想で料理を作る妻のセンスと経験に基づいた、見事な工夫の賜物である。素敵な料理をじっくり堪能した。満足!

  • Chateau Prieuré, Borde-Rouge 2002, Cuvée Signature
    • 本日飲んだ赤ワイン。先日、おなじみ渋谷のヴィノスやまざきで購入。フランス旅行1週間前の壮行会(笑)も兼ねているので、それならフランスワインを開けようということになった。軽すぎず、しっかりとした味わいで料理によく合う、良質なワイン。フランスでは、どんなワインに出会えるだろうか……。