にんにく醤油の守備範囲

studio_unicorn20060821

 今日の夕食に妻が作った料理は、ちょっと心に残ったので書いておこう。
 主菜に出てきたのは、ブリのにんにく醤油焼き(写真)。ブリには紫蘇の葉を刻んだものがかけられ、付け合わせに椎茸とじゃが芋、トマトが添えられている。これがたいへんに美味で、ちょっと忘れられない印象的な味わいだった。
 妻によると、まずにんにくをオリーブオイルでフライパンで炒める。にんにくを出してからそのフライパンでブリと椎茸を焼き、仕上げに醤油とお酒をかけて、照り焼き風に煮詰めて絡めるのだそうだ。とてもシンプルなのだが、非常にしっかりとしてお酒やご飯が進む濃い目の味付けなのだ。特に甘みを加えていないにも拘らず、よく焼けたにんにくの風味と味のおかげで、なんとなく舌に甘みを感じて実に美味しい。これはとても気に入った。付け合わせの椎茸とじゃが芋も、実に美味しい。
 今日は和風に、ご飯と一緒にこの料理を食べたのだが、この料理は実は、意外にも(?)フレンチで出てきても合うと思う。というかワインを飲みながらいただくと、それもきっと美味しいに違いないと思うのだ。紫蘇の変わりにハーブ、例えばエルブドプロヴァンスなどをかけると相性ばっちりかもしれない。調味料として醤油を使うのなんて、フレンチやイタリアンではもう当たり前だしね。こうしてみると、にんにく醤油は、和食でも西洋料理でも、守備範囲が実に幅広いなあ。
 などと書いているうちに、ぜひ赤ワインを飲みながらこの料理を食べてみたくなった。今度妻にリクエストすることにしよう。