結局Amazon

Pirates of the Caribbean (Original Soundtrack)
 第1作「呪われた海賊たち」のDVDを観た(2006年8月14日の日記参照)うえに、公開中の第2作「デッドマンズ・チェスト」を観てきたので(2006年8月19日の日記参照)、すっかり「パイレーツ・オブ・カリビアン」のかっこいいテーマ曲が、頭の中でぐるぐる鳴りっぱなしになってしまった(笑)。あのテーマ曲、耳について離れないんだよね〜。
 これは早くサントラ盤を手に入れねばいけないと思い、今さらながら購入を決意。テーマ曲を浴びるように聴きたいので、第1作のサントラを買うことにした。
 というわけで、仕事の後で渋谷に寄り、勇躍HMVに向かった(水曜日はHMVのポイントが2倍になる日)。
 ところが、なぜか売り場に並んでいるのは「デッドマンズ・チェスト」のサントラばかり。第2作のはあんまりテーマ曲が入っていないから第1作のほうがいいのにな〜。一応2作分のサントラがカップリングされた特別版とかいうCDもあったが、(テーマ曲のリミックスが入っているのは多少惹かれたが)ちょっと高すぎるしボーナスDVDの内容が魅力なかったのでパス。1作目のサントラは売れちゃったのかな? 残念〜。
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オリジナル・サウンドトラック・リミテッド・エディション(2万枚限定生産)(DVD付)
 というわけで、何も買わずに帰宅し、改めてAmazon.co.jpで1作目のサントラを注文。こっちは「24時間以内発送」だった。やれやれ、あるところにはあるじゃん。結局Amazonか(笑)。まあ手に入ることだし、よしとしよう。
 ちょうど今日、米本国のタワーレコードが破産したという情報があった。確かにiTMSなど音楽のダウンロード販売などに店舗型の店が押されている面もあるのだろうが、品揃えの充実度において、Amazonなどのネットショップに敵わない、ということも原因の一端にあるような気がする。ロングテールに対応できていないというか……。
 私の音楽購入に対する基本的なスタンスは、2005年8月4日の日記2006年3月30日の日記に書いたとおり。CDは単なる音楽を蓄えたディスクではなく、ジャケットやデザインも含めもっとマテリアルとして価値があるものだし、場合や必要に応じてリアル店舗、ネットショップ、ダウンロードと使い分けるのが正しいと思っている。全てを楽曲のダウンロードのみにしてしまうのは、非常に、なんというか"潤いがない"ように思うし、実際に店に行くことによって出会ってきた素晴らしいCDの数々は、ネットショップやiTMSでは決して出会うことができなかったであろう。
 でもまあ、多くの人は、もっと安きに流れているんだろうね、きっと。米国人なんかは、真っ先にそのバンドワゴンに乗っかっているのかもしれないな。