ヨーホー!

studio_unicorn20060819

 前もって前作のDVDを観て予習したし、映画館の席の予約もしておいたので、準備はばっちり(笑)。満を持して、妻と一緒にシリーズ第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を観に行く。
 水曜日に渋谷を訪れたときに今日の席を予約してあったので、まったく並ばずに上映10分前に映画館に入る。一番観やすい、真ん中あたりの真ん中の席。素晴らしい。シネコンの影響だと思うけれど、街中の映画館もようやく普通券で座席の予約をしてくれる劇場が増えてきた。おかげで並ばずにいい席を確保することができる。上映までの時間を有効に使える。有難いことだ。
 とても面白かった〜。前作の期待を裏切らず。大量のモンスターが登場、もはやこれはモンスター映画か!? 大笑いするシーンも多く、コミカルな雰囲気は健在。痛快、爽快、愉快。誰と誰が仲間で敵なのか全然読めないしっちゃかめっちゃぶりは、さすが裏切りを常とする海賊ならでは(笑)。もうメチャクチャです。おまけに最後の最後に"あの人"が登場するにいたっては、もう……!(笑)
Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest
 それにしても、完全にパート3へつなぐラストなので、来年公開の完結編が楽しみだ。ということは、この「デッドマンズ・チェスト」は「帝国の逆襲」や「二つの塔」ということか。第3部はシンガポールが舞台になるとのこと。地元の海賊役でチョウ・ユンファが出演するらしい。一気に東洋風の舞台での完結編、すごく楽しみだ。
 「スター・ウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)」「マトリックス」などなど、ひとつの映画が大当たりすると続編が必ずパート3まで作られて、3部作になるのが当然のような雰囲気があるけれど、このシリーズもそのご多分にもれず。しかも「BTTF」や「マトリックス」やこのシリーズは、2と3を一緒に撮影して同時進行で制作しているほどだから、よほど「3部作願望」というのはこの業界に強いようだ。昨日言及した「ライラの冒険」シリーズも、原作からして三部作だし。導入・展開・完結という3部作のフォーマットがもっとも高く位置づけられている、ということなのかな。
 で、その「三部作信仰」のルーツを辿ると、やっぱりトールキンの偉大な「指輪物語」三部作なのかなと思う。これも、如何にあの物語が、のちの世の人々、しかも文芸のみならず音楽・芸術・映画など全てにおいて、多大な影響を与え続けているか、ということのひとつの証だな。偉大なり、不滅の「指輪物語」!