今日も音楽三昧

studio_unicorn20061028

Songs From the Labyrinth
 今日は待ちに待った、HMV渋谷店のポイント3倍デー。3倍になるのは年始のセールのときくらいだと思っていたので、嬉しい情報だった。なので欲しいCDを買わずに今日までガマンしていたのだった(笑)。輸入盤を3枚買えば20%オフだし、今日買わずにおくものか。
 ということで、HMV渋谷店でCDを4タイトル購入。他にもいろいろ欲しい&気になるCDはあったのだが、キリがないのでもともとチェック済みの4枚だけにした。まあ、また11月3日など、渋谷店はまたトリプルポイントデーがあるそうだから、そのときにでも(結局買うのか……笑)。
 まずは、前々からチェックしていた(2006年8月30日の日記参照)、スティングStingのクラシックアルバム"Songs from the Labyrinth"を輸入盤で購入。大好きなリュート、大好きなジョン・ダウランドJohn Dowland。意外にも(?)、奇をてらったところのない、非常に端正なリュートと歌曲のアルバムで、それがかえって好感度高し。ハスキーなスティングの歌声が、なんだか中世の酔いどれ詩人みたいな雰囲気で、なかなかいい感じだ。

Marie Antoinette
 そしてさらに、こちらもすでにチェック済みの2つのサウンドトラックも購入(2006年10月3日の日記参照)。
 ひとつは、ソフィア・コッポラSofia Coppola監督・キルステン・ダンストKirsten Dunst主演「マリー・アントワネット」"Marie Antoinette"の2枚組サントラ盤(輸入盤)。カラフルなフランス宮廷劇をニュー・オーダーNew Orderを始めとするブリティッシュ・ロックが彩るという、意表をついたサントラ盤だが、実際にはロックやらアンビエントなインストやらバロック曲やらが、ごった煮になって詰め込まれているという感じ。「ロスト・イン・トランスレーション」"Lost In Translation"のサントラで一枚のCDに詰め込んださまざまなタイプの曲が、今回は2枚に膨らんで入っている、という感じかな。いやあ、いいです、これ。映画もすごく期待してしまうぞ。

オリジナル・サウンド・トラック「ブレイキング・アンド・エンタリング」
 もうひとつは、アンダーワールドUnderworldガブリエル・ヤレドGabriel Yaredが音楽を担当した映画"BREAKING and ENTERING"のサントラ盤。こちらはボーナス・トラックが聴きたいがために国内盤を購入。この曲はアンダーワールドでこの曲はヤレド……という風に分担しているわけでなく、全ての曲が共作らしい。素晴らしく静謐でアンビエントなメロディが素晴らしい! アンダーワールドのこのミニマルな方向性は大歓迎だっただけに、このサントラは大満足。
 アンダーワールドとヤレドはすっかり意気投合したようで、Wikipediaによると、3人でYaredworldというバンドを結成するらしい。これも楽しみだなあ。さらに、ブライアン・イーノBrian Enoとのコラボレーションもあるらしい! うわーうわー、すごくミニマルそうだなあ。ものすごく期待してしまうぞ。Underworldには、ぜひこの方向をどんどん進めてほしいものだ。
 映画そのものも、「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラAnthony Minghella監督、ジュード・ロウJude Lawジュリエット・ビノシュJuliette Binoche主演のヒューマンドラマということで、予告編を見るとどんな映画なのかイマイチ分からない(笑)けれど、見てみたいものだ。ところが日本公開は未定とのこと。う〜ん……。

Phases: A Nonesuch Retrospective
 そして極めつけは、スティーブ・ライヒSteve Reichの70歳を記念して出された、5枚組ボックス・セット"Phases"。ライヒ作品の代表作が5枚のCDに収録されているという、なんともお得なセット。
 正直言うと"Music for 18 Musicians"だけは既に持っていたのでダブってしまうのだが、それを差し引いてもこれはお買い得だ(20%オフだし)。ちょうどライヒ作品を俯瞰したいと思っていたので、これはいい買い物だった。ボックスのデザインもライヒらしいミニマルな感じでとてもナイス。聴くのが楽しみだ。

(写真は成城にて。素晴らしく印象的な夕景)