ひと言

studio_unicorn20060921

 「国を愛する心」というのは、国そのものが愛するに足ることで、初めて自然と湧き上がってくるものだろう。
 国民に負担や犠牲を強いるばっかりで、悪質な飲酒運転事故やら、ゼネコン・土建業者など産業界との醜い癒着やら。これが国を預かる"公僕"かね。語るに落ちる。愛するに足る国を作る努力すらしていないじゃないか。こんな官僚や役人どもよりも、アーティストやデザイナー、スポーツ選手たちのほうが、はるかにずっと「国を愛するに値する」仕事をしているぞ。
 高松塚古墳のような、かけがえのない"国の宝"をあんなふうに台無しにしておいて、どの面下げて国民に「国を愛せ」と言えるのかね。そんな、国を愛することを行動で示せない連中を、"愛国者"などとは呼べない。まずは為政者が国民に範を示せよ。呆れてものも言えない。本当は「国を愛する」なんてどうでもよくて、ただ軍隊ごっこがしたいだけじゃないの?
 というわけで、当然の判決だと思いましたが。

(写真は、昨日の夕食に出た、鶏肉と野菜のトマト煮。本当はクスクスと一緒に食べるのだそうだが、クスクスがなかったのでご飯で代用。写真で見るとカレーライスみたいですね。笑)