エレガントな交響曲

studio_unicorn20061124

SINFONIEN 5 & 7
 夜、ベートーヴェンBeethovenの交響曲第7番を聴く。最近、けっこうお気に入りだ。
 もともとこのCDを購入したときは、カップリングされている交響曲第5番、いわゆる「運命」のほうが目当てだった。
 いや、第5番はもちろん今でも大好きだ。特に厳かな第2楽章と、壮大でむちゃくちゃカッコいい第4楽章は本当に素晴らしい。小学生のときに「どうせジャジャジャジャ〜ンでしょ」と高をくくって聴いて、第4楽章のあまりのカッコよさにすっかり心を奪われて以来、「運命」は大好きな交響曲だ。
 そのついで、の第7番だったのだが、というよりちゃんと聴いたことがなかったのだが、何度か聴いて耳になじんでくると、これもまたとても聴きごたえがあり、とても素敵な交響曲だと思うようになった。なんと言うか、第7番のほうは、どことなくエレガントな雰囲気が(特に第1楽章と第2楽章に)漂っているような気がするのですよ。
 そんなわけで、最近は交響曲第7番をよく聴いている。先日大阪に行く新幹線の中でも、第7番を聴きながらバタイユの小説(をい)を読んでいたし。なんとなくエレガントな気分に浸りたいときに聴きたい交響曲だな。
(写真は、フランス・ブルゴーニュ地方オータンにて。2006年7月12日撮影)